アカシック、渋谷クアトロ単独公演で「今日のために生きてきた」

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アカシックが7月12日に東京・渋谷CLUB QUATTROで「『DANGEROUS くノ一』ツアー」の東京公演を実施した。

アカシック「『DANGEROUS くノ一』ツアー」 東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:ハヤシサトル)

アカシック「『DANGEROUS くノ一』ツアー」 東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:ハヤシサトル)

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理姫(Vo)(撮影:ハヤシサトル)

理姫(Vo)(撮影:ハヤシサトル)[拡大]

これはアカシックが6月3日にリリースしたメジャーデビューミニアルバム「DANGEROUS くノ一」を携えた東阪ツアーの東京編として行ったもの。理姫(Vo)がライブ冒頭で「アカシックのこと愛してますか? みんなあたしたちのこと愛してますか?」と声を上げると、バンドは「サイノロジック」から演奏をスタートさせた。「プリチー」で理姫はまくし立てるようにサビを歌い、その歌声に触発されたオーディエンスは手を上げたり飛び跳ねたりと熱狂していった。理姫は曲中に「あたしたちアカシック5人がこの半年間なんのために生きてきたか知ってる人?」とファンに問いかけ、しばらくして「今日のため!」と言い放つ。観客が集まるのか不安だったという彼女は「ダサいほうの血が騒いで正直怖かったんですけど、(ステージに)出てきたら超サイコーなんだけど。どうしよう!」とうれしそうな表情を見せた。そしてファンに向けて「悔いを残さないように、好きなこと全部やって帰ってね!」と思いを伝えた。

アカシック「『DANGEROUS くノ一』ツアー」 東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:ハヤシサトル)

アカシック「『DANGEROUS くノ一』ツアー」 東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(撮影:ハヤシサトル)[拡大]

理姫はこの日着用していたピンクのワンピースがデビューミニアルバムの収録曲「CGギャル」のミュージックビデオに登場することを説明。そして彼女の「『DANGEROUS くノ一』をずっと引っ張ってきた曲!」という言葉からバンドが同曲を演奏し始めると、ファンはピンク色のサイリウムを一斉に掲げ、場内を幻想的に光らせた。「幸せじゃないから死ねない」でメロディアスなキーボードの音色と丁寧な歌声を重ね合わせたHachi(Key)と理姫は、楽曲が終盤に差し掛かるとステージをはける。そのまま山田康二郎(Dr)によるカウントアップを合図に、奥脇達也(G)と黒川絢太(B)が体を揺らしたり、しゃがみ込んだりしながらパワフルな演奏を繰り出し、オーディエンスの歓声を浴びていた。

奥脇達也(G)(撮影:ハヤシサトル)

奥脇達也(G)(撮影:ハヤシサトル)[拡大]

理姫に託されたという手紙を読んだ奥脇は、「香港ママ」の振り付けをファンにレクチャー。観客の動きがそろうと「うれしいー! 自分の言葉で人がこんなに動いたの生まれて初めてです!」と興奮した様子で声を上げた。そのあとチャイナドレスに着替えた理姫とHachiがステージに登場し、一気に華やかさが増したステージでバンドは「香港ママ」を演奏。観客は理姫とともにレクチャーされた振り付けで盛り上がった。ノスタルジックなサマーチューン「スーパーサマーライン~消えたはずのセレブのあいつ~」の曲中には理姫によるメンバー紹介とともに、彼らは熱を込めたソロプレイを次々と披露した。

Hachi(Key)(撮影:ハヤシサトル)

Hachi(Key)(撮影:ハヤシサトル)[拡大]

ライブ終盤に理姫は自分の名前をネットで検索していることを明かしたのち「曲はいいけどボーカルがめっちゃDQN」という言葉を見つけたことを報告。「でもなんかうれしい」と語った彼女は「あたしは一生DQNでいいもん!」と叫び、5人は歌詞に「DQN」という言葉が入った「Galaxy Bang」を演奏。理姫はステージから降り、ファンの間近で熱唱した。その後バンドが「秘密のデート」「ツイニーヨコハマ」とキラーチューンを畳み掛けるとフロアの熱気は最高潮に。真っ赤なライトがステージを照らす中、バンドはエモーショナルなナンバー「さめざめ」で本編を締めくくった。

黒川絢太(B)(撮影:ハヤシサトル)

黒川絢太(B)(撮影:ハヤシサトル)[拡大]

アンコールに応えたアカシックは「ロマンス」「終電」の2曲をアグレッシブにプレイ。その後ダブルアンコールでは黒川が1人でステージに登場し、「どうもありがとうございます」とファンに感謝を述べた。「僕はこういうときしか喋らないから、『出ろ』って達也が……」と奥脇に登場を促されたことを明かし、観客の笑いを誘う。そしてステージにそろったメンバーがライブの最後に「好き嫌い」を楽しそうに演奏すると、オーディエンスは手を左右に大きく揺らした。すべての楽曲の演奏を終えた理姫は「この渋谷クアトロワンマンライブで、“よーい、ドン!”が切れたと思うので、明日からのすんごい忙しいアカシックの動向をみんなぜひ応援してください! もうすんごいがんばっちゃうんだから!」と意気込みを語っていた。

山田康二郎(Dr)(撮影:ハヤシサトル)

山田康二郎(Dr)(撮影:ハヤシサトル)[拡大]

なおアカシックは7月17日に「『DANGEROUS くノ一』ツアー」の大阪・MUSIC CLUB JANUS公演を実施。ライブはフィッシュライフとLILI LIMITとの対バン形式で行われる。

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アカシック「『DANGEROUS くノ一』ツアー」
2015年7月12日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. サイノロジック
02. アルカイックセンチメント
03. プリチー
04. ヨコハマクール
05. 溺愛
06. CGギャル
07. ベイビーミソカツ
08. プラチナ文明共創
09. 幸せじゃないから死ねない
10. 香港ママ
11. 有楽
12. スーパーサマーライン~消えたはずのセレブのあいつ~
13. 女
14. 真夜中のクローンラベル
15. Galaxy Bang
16. 秘密のデート
17. ツイニーヨコハマ
18. オールドミス
19. さめざめ
<アンコール>
20. ロマンス
21. 終電
<ダブルアンコール>
22. 好き嫌い

アカシック「『DANGEROUS くノ一』ツアー」(※終了分は割愛)

2015年7月17日(金)大阪府 MUSIC CLUB JANUS
<出演者>
アカシック / フィッシュライフ / LILI LIMIT

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