作曲家の村井邦彦が70歳を迎えたことを祝して、かつて彼が設立した音楽出版社・アルファミュージック、およびレコード会社・アルファレコードのアーティストたちが集結するライブイベント「ALFA MUSIC LIVE」が9月27、28日に東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催される。
このイベントには
なお、このイベントの開催に先駆けて8月19日に「アルファレコード~We Believe In Music~」と題したコンピレーションアルバムのリリースも予定されている。この作品はBlu-spec CD2の2枚組で、選曲は村井をはじめとするアルファレコードを支えた当時の精鋭スタッフたちが担当する。
ALFA MUSIC LIVE
2015年9月27日(日)・28日(月)東京都 Bunkamuraオーチャードホール
<出演者>
荒井由実(
プロデューサー:村井邦彦
総合演出:松任谷正隆
村井邦彦 コメント
赤い鳥、ユーミン、ハイ・ファイ・セット、吉田美奈子、小坂忠、ガロ、YMOなど素晴らしい音楽家が作った 1970年代から1980年代前半のアルファの作品群は、高い音楽性と美しい感性が魅力的で、今聞いても、いや今聞くからその素晴らしさが心に響く。音楽産業の全盛時代、日本経済の頂点の時代の音楽だ。よくこれだけの優れた歌手、作詞・作曲・編曲家、演奏者、プロデューサー、録音エンジニアが同じ時期に同じ会社に集まったものだ。みんな音楽が大好きだった。それも一番いい音楽が好きだったから妥協をゆるさない制作をしていた。その頃の作品群をあらためて聞いてそう感じた。ライヴが楽しみだ。
松任谷正隆 コメント
最初は単純に村井さんの70歳をお祝いするイベントだったものが、話が転がっていくうちに、ついにはアルファを語るイベントに変わっていった。アルファレコード、と聞いてまだ知らない人もいるかもしれないし、もう忘れてしまっている人もいるかもしれない。時代なんて冷たいものだ。でもこの企画に参加をし、歴史を探っているうちに、アルファが果たした役割は、今の日本のポップスを語る上で、とてつもなく重要なものだったのではないか、と思うに至った。あれがなかったらJ-POPも生まれなかったかもしれない、と今では本気で思う。生まれていたとしても、今のような音楽ではなかったことだろう。アルファに貢献した人たちはたくさんいる。でもその中で、多くの才能のあるアーティストたちが亡くなった。黄金期が70年代から80年代、ということを考えてみれば、それも仕方ないことかもしれない。そんな人たちのことも含めて、あの時代を振り返ってみたい。アルファに、いや村井さんに育てられたいち人間として、それはミッションのような気がする。
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アルファ再集結ライブに荒井由実、シナロケ、鈴木茂、高橋幸宏、細野晴臣ら - 音楽ナタリー http://t.co/wQPwOQFMe7