「セーラー服と機関銃」は1978年に赤川次郎が発表した小説をもとに、1981年に相米慎二が監督、薬師丸ひろ子が主演を務めて映画化した大ヒット作品。あるきっかけからヤクザの組長になってしまった女子高生・星泉が、初めて足を踏み入れる世界におびえつつも周囲の助けを得てたくましく成長していくさまを映し出す。1982年には原田知世主演、2006年には長澤まさみ主演のテレビドラマも放送された。
今回製作される映画の原作となるのは、赤川による1989年の小説「セーラー服と機関銃・その後 -卒業-」。「セーラー服と機関銃」から1年後の世界で、星泉が普通の高校3年生としての生活に戻ろうとする物語が描かれる。本日6月23日に行われた製作記者会見では橋本が主演を務めることがアナウンスされたほか、監督を「夫婦フーフー日記」の前田弘二が、脚本を「そこのみにて光り輝く」の高田亮が担当することも発表された。映画「セーラー服と機関銃 -卒業-」は7月上旬にクランクインし、完成は11月を予定している。
会見には橋本、赤川、前田、高田のほか、製作総指揮の井上伸一郎、企画プロデューサーの菊池剛が登壇した。橋本のキャスティングは、井上が一昨年ネット上で話題になっていた橋本の画像を見つけたことがきっかけ。その後すぐにRev.from DVLのライブに足を運んだ井上は、その場で「私の映画に主演していただけないか」と頼み込み、“橋本環奈の初主演映画は角川の作品で”という約束を結んだという。井上は当時を振り返りつつ「1年半経って、やっと彼女にふさわしい映画を選ぶことができました」と感慨深げに語った。
原作者の赤川は「橋本環奈さんが1999年生まれと聞いて、21世紀を育ってきた人が主演を務める歳になったのか、と絶句してしまった」と明かしながらも、「薬師丸ひろ子さんが20世紀の星泉だとしたら、橋本さんには21世紀の星泉として、自分なりのやり方でフィルムに刻んでいってほしい」と期待を寄せている様子。また角川映画の大ファンだったという前田監督は、前作への敬意を表しつつ「橋本さんの今しか撮れない瞬間を映し取りたい」と意気込んだ。
主演に抜擢された橋本は「尊敬してやまない薬師丸ひろ子さんが演じた星泉役を務めることができるんなんて夢のようで……今はまさに夢の途中にいるようです」と語りながらも、「橋本環奈改め、星泉としてよろしくお願いいたします」と力強い眼差しで挨拶。「名だたる女優の先輩方が演じてこられている役なので、誰のように、というのではなく、橋本環奈として自分らしく演じていきたい」と抱負を述べた。会見の終盤には記者からのリクエストで、橋本なりのラストシーンの名ゼリフを披露することに。橋本は少し戸惑いつつも「カ・イ・カ・ン……カイカン?」と早口で言い終え、「こんな感じでしょうか」と頬を赤らめた。
最後に橋本は「今日のこのときを境に、最初に感じた重圧は封印すると決心して参りました。プレッシャーに負けているようでは組長・星泉を演じることはままならないと思ったからです。角川映画40周年記念第1作という冠に恥じないよう、星泉のように勇気とポジティブな気持ちを持って、全力で『セーラー服と機関銃』に臨んで参りたいと思います。皆さま、応援よろしくお願いいたします!」と力強く会見を締めくくった。
Rev.from DVLは6月30日に5thシングル「君を見つけたあの日から僕の想いは一つだけ」をリリース。続いて7月8日には、昨年末に行われた初の東京ワンマンライブの模様を収めたライブDVD「Live And Peace vol.2 @Zepp DiverCity Tokyo-2014.12.29-」が発売される。
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