藍井エイル、8人限定ハイレゾ試聴会でコラボ企画を切望する

藍井エイルのニューアルバム「D'AZUR」の「超プレミアム ハイレゾ音源体験会」が6月20日、東京・ソニービルで開催された。

今回のイベントは6月24日発売の藍井のアルバム「D'AZUR」の収録曲のハイレゾバージョンをソニービルが誇る最高レベルのオーディオ機器で試聴できるというもの。当日は300以上の応募の中から厳正な抽選の結果選ばれた8人がアルバムリリースに先駆けて、その楽曲群を鑑賞することとなった。

イベントは、ハイレゾ音源の配信を積極的に展開するmoraの運営会社・レーベルゲートスタッフが各楽曲の制作陣のコメントを読み上げたのち、「D'AZUR」の中から新録曲7曲を1曲ずつ再生する流れで進行。高音質音源の試聴会だけあって参加者がその音を聴き逃すまいと熱心に耳を澄ませる、静かな内容となったが、アルバム本編のラストナンバー「青の世界」再生後にサプライズが。レーベルゲートスタッフの「藍井エイルさんが遊びに来てくれています」という声とともに藍井が試聴スペースに現れると「おおっ！」という驚きの声と大きな拍手が巻き起こった。

その声に「なんとなく（来場することに）勘付いていた人もいるんじゃないですか」と笑った藍井は、「私とあなたでこの青い世界を作り上げる」というコンセプトのもと、フランス語で「青の」を意味する「D'AZUR」を冠したとアルバムタイトルの由来を紹介。「つらいことや悲しいことがあっても『D'AZUR』というアルバムがリスナーの居場所、世界になってくれたらいいな」と語った。そしてスタッフに、生のストリングスをハイレゾで聴いてみたいと、先行シングル曲「ラピスラズリ」をリクエスト。ファンとともにそのサウンドを楽しんだ。

その後レーベルゲートスタッフが「実は藍井さんと仲のいいLiSAさんモデルの……」と切り出すと、藍井は「そう！」と何やら不満げな表情に。スタッフが持ち出した6月18日に発売されたのハイレゾ対応ウォークマン「NW-A16」のLiSAとのコラボレーションモデルを手渡されるや「あのお、私のは？」と今度はコラボウォークマンをリクエスト。会場が笑いに包まれる中、プレミアムな試聴会はお開きとなった。

なお現在ソニービルでは「D'AZUR」の一部収録曲のハイレゾ音源の試聴機を設置中。またmoraではアルバム発売日となる6月24日に収録曲のハイレゾ音源の配信をスタートする。