彼らにとって代々木公園は8年前まで路上ライブを行っていた思い出の場所。小雨がぱらつく会場には[Alexandros]のパフォーマンスをひと目観るために約1万人の観客が駆け付けた。
会場におなじみのSE「Burger Queen」が聴こえてくると、割れんばかりの歓声が響き渡る中4人がステージに颯爽と登場。彼らはそのまま「Burger Queen」をプレイし、さらに人気曲「For Freedom」の演奏へとなだれ込んだ。序盤に設備のトラブルが起きた際には、磯部寛之(B, Cho)が路上ライブをしていた頃の思い出を語ったり、川上洋平(Vo, G)が「Adventure」を弾き語ったりとファンサービスを行い、観客を喜ばせる。トラブル解決後[Alexandros]は「Waitress, Waitress!」で会場を熱狂の渦へと誘い、「Kick&Spin」でファンの大合唱を巻き起こした。
川上が「今日は8年ぶりに代々木公園に帰ってきました。ただいま!」と言うと、オーディエンスからは「お帰り!」という声が沸き上がる。川上は路上ライブをしていた当時は多くても観客が30人程度で、このステージはあこがれの場所であったと語った。終盤で彼らは川上の「今日はとても大事な日。皆さんにとっても最高の1日であるように祈って、この曲を捧げます」という言葉に続いて、「ALXD」に収録されている「Famous Day」を披露。そして最後に「ワタリドリ」を届けて、会場を大きく揺らすと手を振りながらステージを降りた。
アンコールは「ALXD」収録の「Dog 3」のお披露目で幕開け。その後のMCでは、代々木公園は路上ライブを行っていた場所というだけではなく、高校の同級生だった川上と白井眞輝(G)が再会した場所でもあると明かされ、普段は口数の少ない白井が「人生のターニングポイントと言っても過言ではない場所。そんな場所で大切なメンバーとスタッフさんに囲まれて、大勢のお客さんの前でライブができるのはすごく光栄です。本当に幸せです」と話していた。
白井の言葉を受けた川上は「ほかの人がここでやるのとはわけが違うんですよ。誰も評価してくれなかった頃から見守っててくれた人たちや、今の我々、そしてこれからの我々を応援してくださる皆さんに本当に感謝しています。最後の最後まで見ていてもらえるなら、皆さんを最高の場所へお連れします。見逃さないでください」と観客にメッセージを送り、この日にぴったりなナンバー「spy」を演奏。雨が上がり涼しくなった代々木公園に放たれた、川上の「愛してるぜ!」という言葉をもってイベントは幕引きとなった。
[Alexandros] free live Back in Yoyogi Park!
2015年6月17日 代々木公園野外ステージ セットリスト
00. Burger Queen
01. For Freedom
02. Waitress, Waitress!
03. Kick&Spin
04. Run Away
05. Famous Day
06. ワタリドリ
<アンコール>
07. Dog 3
08. spy
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リンク
- [Alexandros] Official Site
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ばんくし王 @vaaaaanquish
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