木村カエラ、Zepp Tokyo公演で新作リリースをファンに報告

木村カエラが5年ぶりのライブハウスツアー「MITAI KIKITAI UTAITAI」の東京・Zepp Tokyo公演を昨日6月13日に開催した。

グリーンのボブに白いワンピース姿で登場した彼女は、英語歌詞のハードなロックナンバー「c'mon」から、観客が手を上げて笑顔で飛び跳ねた「RUN」、エレキギターを手にして熱唱した「BEAT」と、アグレッシブなナンバーを立て続けに披露。最初のMCでは「この日を迎えるのを待ってたよ。3月から始まって6月まで。あっという間すぎて怖いけど、私、今日、すごく楽しみにしてたの。皆さんを『MIETA』の世界にご招待します！」と挨拶した。

続く「Satisfaction」では会場でミラーボールが回る中、髪の色と同じ蛍光グリーンのスティックでドラムパッドを演奏。「心の声を聞くというアルバムのテーマにぴったりだったので歌いたかった」という「Sun shower」や、「みんなはオンリーワンなんだから、自分を大切にしなきゃいけないんだよ」という思いを伝えた「STARs」などのミドルナンバーを心を込めて歌唱した。

後半、カエラの「みんな、ここから史上最強のセットリストがやってくるんです。準備できてますか？」という煽りによって、会場の熱気は一気に上昇。「Yellow」「喜怒哀楽 plus 愛」「TREE CLIMBERS」ではモッシュと合唱が巻き起こった。彼女は最後に「みんなにとって、明日が新しいすてきな日々になりますように歌います」と語り、「TODAY IS A NEW DAY」を歌ってライブ本編を締めくくった。

その後行われたアンコールでは、9月2日にニューシングルをリリースすることが発表された。これについてカエラは「タイトルはまだ決まっていません。歌詞を書いております。とってもすてきな曲ができあがるようにがんばります」とコメント。続けて9月9日に東京・渋谷公会堂にて購入者特典のフリーライブを開催することも発表され、会場中から熱い拍手が沸き上がった。

彼女はアンコールとしてライブの定番曲「You bet!」「Magic Music」で再び会場を盛り上げた。そして最後に「今日のライブ、最高でした！ みんなもいい顔してるね。私も今日という日を忘れません。ありがとうの気持ちを込めて歌います」と言い、アルバムの表題曲「MIETA」を1人でパフォーマンス。歌い終えると会場に向かって投げキスをして、「また会いましょう」と来場者たちとの再会を誓った。

なお、このツアーは昨年6月からスタートしたデビュー10周年記念企画のフィナーレを飾る企画。昨年12月に発表された最新アルバム「MIETA」を携えて今年3月から全国17カ所21公演を実施し、彼女は各地で熱いステージを繰り広げてきた。なおツアーファイナルは6月23日に東京・下北沢SHELTERで行われる。