TWEEDEESが2度目の東京ワンマン、未完の新曲も初披露

TWEEDEESが6月5日、東京・高円寺HIGHにてワンマンライブ「ショウほど素敵な商売はない」を開催した。

清浦夏実（Vo）と沖井礼二（B）による新バンドとして、3月にアルバム「The Sound Sounds.」でデビューを果たしたTWEEDEES。ライブは今回が3度目で、東京でのワンマンライブはアルバム発売前の2月に東京・Future SEVENで行われた「TWEEDEES Premium Show」以来となった。

開演時間になると、2人はサポートメンバーの坂和也（Key / ex. RUNT STAR）、原“GEN”秀樹（Dr / SCOTT GOES FOR、NORTHERN BRIGHT）、シミズコウヘイ（G / カラスは真っ白）とともにステージへ。まずは軽快なロックンロールナンバー「Rock'n Roll is DEAD?」からスタートした。冒頭のMCでは沖井がサポートメンバーを1人ずつ紹介。つい話が脱線し長くなってしまう沖井を22歳年下の清浦が諌めるというバンド内バランスも板に付き、なかなか2曲目を始めようとしない沖井に対して清浦が「……歌うよ？」とつぶやくと客席では大きな笑いが起こった。

長い挨拶を挟んだあとは「祝福の鉄橋」「ブリキの思い出」「月の女王と眠たいテーブルクロス」「The Sound Sounds.」と、バリエーション豊かな楽曲が続く。「月の女王と眠たいテーブルクロス」はライブを想定せずに作られた難解なアレンジのためこれまで演奏は見合わされてきたが、3度目のステージにしてついに初披露された。「蝉時雨の止む頃に」から静かに始まった後半戦は、「電離層の彼方へ」「Crosstown Traffic」と徐々に熱を帯びていく。さらにMCでひとしきり盛り上がると、ラストは「Boop Boop Bee Doop!」で締めくくられた。

アンコールでは、清浦がなぜか小さなドローンを手に登場し、自らの操縦で場内を旋回させながら「満員御礼、ありがとう！」と感謝の意を表した。このドローンは清浦曰く「TWEEDEES第3のメンバー・じろう」。本来ならばじろうの機体に「満員御礼！」の垂れ幕を下げて飛ばしたかったが、準備が間に合わなかったのだという。そして沖井はベースではなくギターを抱えると「何しろアルバムを1枚しか出していないのでレパートリーが少なく苦労していますが、まあ少ないまんまではあれだと思ったので、新曲を作りました」と報告。2人は改めて坂とGENを呼び込むと、3日前に作ったばかりだというタイトル未定の新曲をシンプルなアレンジで初披露した。そしてもう1人のサポートメンバー・シミズも合流し、最後にもう1曲「KLING! KLANG!!」を届けてライブの幕を下ろした。

TWEEDEESはこのあと、6月19日に開催されるライブイベント「DUM-DUM PARTY2015 ～EXPLODE YOUR LIFE～」に出演する。複数のアーティストが登場するイベントへの参加はTWEEDEES初とあって、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか注目だ。また彼らは7月25、26日に東京・東京ビッグサイトで開催されるイベント「HandMade In Japan Fes 2015」への参加も決定しており、出演日程など詳細は追ってアナウンスされる。