SMA創立41周年イベントでユニコーン、氣志團、フジファブが名曲連発

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6月6日と7日に神奈川・横浜赤レンガパーク野外特設ステージにて、ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)の創立41周年を記念したライブイベント「SMAはヨコハマもお好き?」が行われた。この記事では7日公演の模様をレポートする。

ユニコーン(撮影:山本倫子)

ユニコーン(撮影:山本倫子)

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7日はフジファブリック氣志團ユニコーンと開場中アクトとしてSky's The Limitが出演した。4人組ボーカルグループのSky's The Limitが、野外ライブにぴったりのさわやかで美しい歌声で観客を楽しませた後、1組目のフジファブリックのライブが始まる。サポートメンバーのBOBO(Dr)も含め、4人全員がイベントグッズのサングラスをかけた出で立ちで登場すると、1曲目「夜明けのBEAT」へ。山内総一郎(Vo, G)はお立ち台に上がりハイテンションにギターソロを奏で、「横浜ー!」と絶叫してオーディエンスを盛り上げる。その後も金澤ダイスケ(Key)が弾くイントロで大歓声が起こった「虹」、さらに「Sugar!!」とアッパーなナンバーを連発し、観客を大いに踊らせた。

Sky's The Limit(撮影:山本倫子)

Sky's The Limit(撮影:山本倫子)[拡大]

山内総一郎(Vo, G / フジファブリック)(撮影:山本倫子)

山内総一郎(Vo, G / フジファブリック)(撮影:山本倫子)[拡大]

前日6日よりも高い気温と強い日差しに、山内は「晴れたよー!……暑いよー(笑)」とこぼしつつ、6月24日にリリースするミニアルバム「BOYS」から新曲「夢見るルーザー」を披露。派手なギターサウンドが印象的なアップチューンで再び会場の熱気を高めた。続くMCで山内はSMAに所属した当時のことを振り返る。「志村(正彦)くんのバイト先の先輩だった團長(綾小路翔 / 氣志團)から『SMAは黒い交際とかないから安心だよ』って言われましたね(笑)」「SMAに入るって決める前に、原田(公一 / 現SMA会長)さんが『fujifabric.com』ってドメインを取っちゃったんです」といった事務所愛の伝わるエピソードの数々に、客席からは笑いが起こる。終盤の「バタアシ Party Night」ではBOBOと加藤慎一(B)が刻むリズムが地面を揺らし、金澤はショルダーキーボードをかついでソロを奏でる。最後は「LIFE」の幸福な空気が会場を包み込んだ。

2番手の氣志團のライブは、彼らの後に登場するユニコーンのナンバーからスタート。「SMA」のイントロ部分に続いて「人生は上々だ」を披露し、オーディエンスからは歓声と爆笑が起こる。終盤の転調部分では全メンバーが交代でボーカルを務め、彼らの必死の形相に客席はさらなる笑いに包まれた。綾小路の「よく来たな! 氣志團はてめえらを幸せにしかしねえからな!」という絶叫から「幸せにしかしねーから」を演奏する。続く「喧嘩上等」の演奏時には、SMA関連イベントでの氣志團のステージではお馴染みの原田会長のコスプレをしたダンサー3人が登場し、華麗なパフォーマンスを展開した。

氣志團(撮影:山本倫子)

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MCでは綾小路が「我々のことは『このあとユニコーンの1曲目何かなー』とか考えながら、なんとなく観てもらえれば(笑)」と自虐的な発言をしつつ、「いつかこの関係をひっくり返す! あきらめないでやっていればこんな大きなステージにも立てるんです。SMAだってそう、41年も続けていけばこんなバンドまで面倒を見られるようになるんです!(笑)」と語り、笑いを誘う。その後はこの日がライブ初披露となった新曲「Don't Feel, Think!!」や「One Night Carnival」などを演奏し、場内をさらに盛り上げていく。そんな彼らが最後に披露したのは、フジファブリックの「茜色の夕日」。それまでの爆笑パフォーマンスから一転した真摯な歌と演奏に、オーディエンスは息を呑んで聴き入っていた。

イベントの最後を締めくくるユニコーンのステージは、先日行われた奥田民生(Vo, G)生誕50周年イベント「ユニコーン 奥田民生50祭“もみじまんごじゅう”」のために制作された「ロック!クロック!オクロック!」で幕開け。奥田はスタンドマイクを振り回しつつ熱唱し、続く「大迷惑」でもハイトーンのボーカルで会場を盛り上げる。前日のソロ出演に続く出番となる奥田が「今日もがんばらないといけないな、と思いながら昨日打ち上げに参加してたんです(笑)」と振り返った後は次の曲へ。手島いさむ(G)がボーカルを取る「オッサンマーチ」、EBI(B)と奥田のツインボーカルによる往年の名曲「ペケペケ」と、幅広いナンバーで観客を楽しませる。

奥田民生(Vo, G / ユニコーン)(撮影:山本倫子)

奥田民生(Vo, G / ユニコーン)(撮影:山本倫子)[拡大]

ABEDON(Key)がメインボーカルを務める「WAO!」では、途中でABEDONが港を進む船に向かって「あっちに屋形船がいるんですけど! どうもこんばんは竹中直人です!(笑)」と冗談を飛ばし、オーディエンスが笑いながら船に向かって手を振る一幕も。しかし曲が終わると、奥田は前日からの疲れが出たのか「あー疲れた……ユニコーンは疲れるよ、歌ってないのに見てるだけで疲れるんだよね(笑)」と話し、メンバーや観客を苦笑させていた。

場内が一体となって手を振り、アウトロでは川西幸一(Dr)の圧巻のドラムソロが披露された「SAMURAI5」に続き、本編最後の曲「Feel So Moon」へ。日没を迎えた港を彼らの浮遊感漂うサウンドが包み込む。アンコールの声に応え、ステージへ戻ってきた5人が披露した曲は「すばらしい日々」。SMAの歴史に残る名曲で、2日間にわたるイベントの幕が閉じられた。

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SMAはヨコハマもお好き?
2015年6月7日 横浜赤レンガパーク野外特設ステージ セットリスト

Sky's The Limit

01. LOVE RAIN
02. The Day
03. 夏いちばん

フジファブリック

01. 夜明けのBEAT
02. 虹
03. Sugar!!
04. 徒然モノクローム
05. 夢見るルーザー
06. シャリー
07. バタアシ Party Night
08. 銀河
09. LIFE

氣志團

01. 人生は上々だ
02. 幸せにしかしねーから
03. 喧嘩上等
04. Don't Feel,Think!!
05. One Night Carnival
06. 愛 羅 武 勇
07. 茜色の夕日

ユニコーン

01. ロック!クロック!オクロック!
02. 大迷惑
03. オッサンマーチ
04. ペケペケ
05. あなたが太陽
06. WAO!
07. はいYES!
08. HELLO
09. SAMURAI5
10. Feel So Moon
<アンコール>
11. すばらしい日々

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Sony Music Artists @sma_now

【SMAはヨコハマもお好き?】ライヴレポ
(2日目)http://t.co/rmoGSzXnBk

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