AOI、ミセチン、Bentham、SABANNAMAN若手4バンドが下北沢で熱演

3

144

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 87 108
  • 7 シェア

5月29日に東京・下北沢SHELTERでライブイベント「“Scorebook” #1」が開催された。

ARTIFACT OF INSTANT(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

ARTIFACT OF INSTANT(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

大きなサイズで見る(全20件)

“若くてライブ力のあるバンドを体感してほしい”という主催者の思いによって企画されたこのイベントには、SABANNAMAN、Bentham、Mrs.WiENER、ARTIFACT OF INSTANTという新進気鋭の4バンドが集結した。

SABANNAMAN(Photo by Kana Tarumi)

SABANNAMAN(Photo by Kana Tarumi)[拡大]

一斉に音を鳴らしたのはトップバッターのSABANNAMAN。吉田涼(Vo)は「俺たちがSABANNAMANだ!」と言い放ち、フロアを見渡しながら表情豊かに「Gnus On Parade」を熱唱した。彼が「どんどん行くよ下北!」と観客を煽ると、バンドはハイテンションな「Good Vibration」「This Is Most Funkness FESTIVAL」を投下しフロアの温度を引き上げていく。MCで吉田は「お客さんすごい入っててすげーうれしい! すげーうれしいからめっちゃいいライブしたいー!」と声を上げる。その後彼らはラウドな「Happy Youth」や、軽やかなサウンドが特長の「Days」を披露し、終始オーディエンスを楽しませた。

Bentham(Photo by Kana Tarumi)

Bentham(Photo by Kana Tarumi)[拡大]

2番手・BenthamのSEがかかると、観客は手拍子で彼らを迎え入れた。鈴木敬(Dr, Cho)のカウントを合図にスタートした「パブリック」で小関竜矢(Vo, G)が「準備はできてますか! 踊れー!」と叫び、須田原生(G, Cho)はキャッチーなリフを響かせて観客の体を揺らす。彼らはその後、5月13日にリリースしたCD「NEW LIFE」から「TONIGHT」「スローモーション」を演奏。「手の鳴る方へ」では「下!」「北!」などのコール&レスポンスを織り交ぜたパフォーマンスでフロアをさらに盛り上げた。最後に披露されたポップチューン「アナログマン」では、小関と辻怜次(B)が向かい合って楽しそうに演奏する姿も見られた。

Mrs.WiENER(Photo by Kana Tarumi)

Mrs.WiENER(Photo by Kana Tarumi)[拡大]

真っ赤な照明の中、女子十二楽坊「自由」をバックに登場したのはMrs.WiENER。バンドは「せーの!」で音を鳴らすと、ステージを飛び跳ねながら疾走感のあるナンバー「Good Night」を挨拶代わりに披露する。“LOVE”と“HATE”を合体させたという愛の歌「ラバンデイト!」では、オーディエンスの歌やハンドクラップが場内に響いた。MCですあま(Vo, G)は「ギターボーカルの木村カエラです!」「Benthamのあと、泥団子3つ出てきたなあと思ってるかもしれないけど…」と観客の笑いを誘う。3人は「チャイニーズガール」「Gimme Gimme」といったアッパーチューンを次々にドロップしてフロアを熱くしたのち、トリのARTIFACT OF INSTANTへとバトンを渡した。

早衣子(ARTIFACT OF INSTANT)(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

早衣子(ARTIFACT OF INSTANT)(Photo by MASANORI FUJIKAWA)[拡大]

トリを飾ったARTIFACT OF INSTANTは人気曲「極楽鳥」からライブを開始。飯干達郎(Vo, G)と早衣子(B, Vo)の力強いハーモニーで観客を一気にバンドの世界観へと引き込む。飯干は「宮崎から来ましたARTIFACT OF INSTANTです」と挨拶し、「同世代、みんなカッコよかった! 負けたくないし……負けない! 今日はそういうライブをします」と意気込みを述べた。その後の「ナイトダイブ」では、早衣子とキモトリョウスケ(Dr)が繰り出すリズミカルなビートに合わせてオーディエンスがハンドクラップを起こし、飯干は時折声を張り上げて歌唱した。MCで彼は「片田舎の自分ちの自分の部屋で書いた自分の言葉が全国の誰かに届いて、今日こういう日が成り立ってるっていうのはすごく感慨深いし、大切につなげていきたいと思う」と語った。

ARTIFACT OF INSTANT(Photo by MASANORI FUJIKAWA)

ARTIFACT OF INSTANT(Photo by MASANORI FUJIKAWA)[拡大]

オーディエンスからアンコールを受けたARTIFACT OF INSTANTは再度ステージに登場。飯干が「先日、去年10月にリリースしたアルバムの、初めてのツアーが駆け巡るように終わったんですけど、このタイミングで自分のアルバムを聴き直す機会が多くなりました。その中で今一番、僕が好きな歌を歌います」と語ると、バンドはアルバムの表題曲「モラトリアム」をエモーショナルに奏でた。「また遊ぼう! ありがとう!」とファンに感謝の気持ちを表した飯干は深く一礼し、歓声の中4人はステージを降りた。

この記事の画像(全20件)

“Scorebook” #1
2015年5月29日 下北沢SHELTER セットリスト

SABANNAMAN

01. Gnus On Parade
02. Good Vibration
03. This Is Most Funkness FESTIVAL
04. To Fun To Enjoy
05. Freak Out
06. Happy Youth
07. Days
08. Sabanna Party Time

Bentham

01. パブリック
02. TONIGHT
03. スローモーション
04. HEY!!
05. 手の鳴る方へ
06. アナログマン

Mrs.WiENER

01. Good Night
02. ラバンデイト!
03. Pretty Pretty
04. 新曲(タイトル未定)
05. 新曲(タイトル未定)
06. チャイニーズガール
07. シャ・ラ・ラ
08. Gimme Gimme
09. B!G!M!

ARTIFACT OF INSTANT

01. 極楽鳥
02. 不甲斐ない僕等は空を見上げた
03. ナイトダイブ
04. 0℃
05. 葛藤と未来展望
06. いつか、また、
<アンコール>
07. モラトリアム

全文を表示

読者の反応

  • 3

きたの @KxTxN_dog

AOI、ミセチン、Bentham、SABANNAMAN若手4バンドが下北沢で熱演 - 音楽ナタリー http://t.co/uXTiAY2oNY

コメントを読む(3件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 Bentham の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。