5月20日、東京・タワーレコード渋谷店B1F CUTUP STUDIOで「
坂本真綾のトリビュートアルバム「REQUEST」の発売を記念したこのイベントには、坂本のほか本作で「プラチナ」をカバーした
2組の出会いは、2014年秋に行われた矢野博康主催イベント「YANO MUSIC FESTIVAL 2014」でのこと。当時の様子を振り返った坂本は、かねてから坂本ファンを公言していたNao☆について「明らかに挙動不審だった」と笑い、この日坂本のライブTシャツ姿だったNao☆を照れさせる。同時に「『矢野フェス』に出て一番よかったことはNegiccoに会えたこと」と明言し、「矢野フェス」で彼女たちが「プラチナ」を歌う姿を観てトリビュート盤への参加を打診したとコラボレーションの内幕を披露。さらに坂本は「矢野フェス」でNegiccoが坂本の「プラチナ」を歌い、そのNegiccoからステージに呼び込まれた坂本が、やはり学生時代からのファンだったというキリンジの「双子座グラフィティ」を歌って堀込泰行を呼び込んだことについて「堀込さんから私、私からNegiccoへと“憧れのバトン”を渡しているようだった」と語った。
Nao☆は「プラチナ」のレコーディング時、坂本がスタジオに駆けつけたことに触れ「Negiccoのいるところに足を運んでくださることと、お菓子をくれたことが信じられなくて」と緊張していたことを告白し、「確かにお菓子を渡したときに、急に泣き出したよね」と坂本を大いに笑わせる。坂本が「2人は(トリビュート盤参加について)若干付き合わされた感じがあるよね?」とMegu、Kaedeに笑いかけると、Meguは「前からNao☆ちゃんが『プラチナ』をよく聴いていたのはもちろん知っていたから、Nao☆ちゃんの夢が叶ったのを見られてうれしかった」と即答。Nao☆が憧れの人と巡り会えたことをメンバー一同喜んでいることを明かした。また坂本はNegicco版「プラチナ」について「Negiccoの音は自然と私の好きな音になっている」と絶賛した。
イベント終盤、司会者に「坂本さんに何か聞きたいことはありますか?」と質問されると、Nao☆は少しの沈黙ののち「私、気持ち悪くないですか?」と尋ねて坂本を「気持ち悪くないです!」と爆笑させる。またKaedeが10周年当時の思い出について質問すると、坂本は「失敗したらすべてをブン投げて辞めてやろう」という気合いで初の東京・日本武道館公演に臨んだ15周年イヤーのほうがむしろ思い出深く、その1年を乗り切ったら16年目以降は精神的にラクになれたと回答した。
さらにNao☆が「いつも自然体のように見えるが、どうしたら自然体でいられるか」についてアドバイスを求めると、坂本は「人に見られる仕事である以上、自身にも飾ることはあるし、逆に飾りきれないこともある」と苦笑い。「どうも緊張か照れ隠しからなのか、ライブのMCではつい言葉が過ぎちゃって帰りのタクシーの中でヘコむ」と明かし、「むしろ完璧になろうと思わないこと」「本当に言いたいことを1つだけ決めておいて、それを言えたらヨシとする」とNao☆を勇気付けた。
坂本真綾は6月17日、Corneliusとのコラボレーションで「坂本真綾 コーネリアス」名義によるシングル「あなたを保つもの / まだうごく」をリリース。Negiccoは8月11日にニューシングル(タイトル未定)を発表する。
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リンク
- *- Official web site 坂本真綾 【I.D.】-*
- 坂本真綾 20周年 スペシャルサイト | Sakamoto Maaya The 20th Anniversary 2015
- Negicco公式サイト
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Kaede(Negicco) @Kaede_NGC
坂本真綾、後輩Negiccoに“憧れのバトン”とお菓子を渡す - 音楽ナタリー http://t.co/W4eN9NaDW7 真綾さんとお仕事ができて嬉しかったです。。素敵な大先輩です!