the telephones、満員の“DISCO武道館”で迎えた結成10周年

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the telephonesが昨日5月21日に結成10周年を迎え、東京・日本武道館にて単独公演「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」を開催した。

「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」の様子。(Photo by Kazumichi Kokei)

「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」の様子。(Photo by Kazumichi Kokei)

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この公演は11月3日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで行うライブイベント「the telephones presents Last Party ~We are DISCO!!!~」をもって無期限の活動休止期間に入る彼らにとって、活動休止前最後のワンマンライブ。the telephonesは事前に特設サイトで演奏曲のリクエストを受け付け、その投票結果をもとに構成したセットリストで約3時間にわたるライブを行った。

「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」の様子。(Photo by Kazumichi Kokei)

「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」の様子。(Photo by Kazumichi Kokei)[拡大]

場内が暗転すると、ステージ上方のビジョンにthe telephonesが2005年5月21日に埼玉・Livehouse KYARAにて行った初ライブの様子やこれまでに開催してきたライブシリーズ「SUPER DISCO Hits!!!」の模様など、彼らの10年間をたどるヒストリームービーが上映される。映像が終わり巨大なミラーボールが照明を受けてまばゆい光を日本武道館いっぱいに広げる中、石毛輝(Vo, G, Syn)、長島涼平(Ba, Cho)、岡本伸明(Syn, Cowbell, Shriek)、松本誠治(Dr)の4人がステージに現れると会場中から大歓声が。彼らはステージ中央で円陣を組み、石毛の「先人たちは“ライブハウス武道館”と言ってきた。でも俺たちはthe telephones。ここはライブハウス武道館じゃない。“DISCO武道館”だー!!」という言葉を経て、メジャー1stアルバム「DANCE FLOOR MONSTERS」のオープニングナンバー「D.A.N.C.E. to the telephones」でライブの口火を切った。

10人のチアガール、医者、和尚と「A A U U O O O」をパフォーマンスするthe telephones。(Photo by Kazumichi Kokei)

10人のチアガール、医者、和尚と「A A U U O O O」をパフォーマンスするthe telephones。(Photo by Kazumichi Kokei)[拡大]

「Baby, Baby, Baby」を披露するthe telephones。(Photo by Kazumichi Kokei)

「Baby, Baby, Baby」を披露するthe telephones。(Photo by Kazumichi Kokei)[拡大]

中盤では2010年に発表したMiChiとのコラボナンバー「WoNdeR WomaN」や1stフルアルバム「JAPAN」収録の「sleep,sleep,sleep(sadness of happy poor child)」、1stミニアルバム「We are the handclaps e.p.」収録の「Homunculus」といった初期の楽曲が披露され、予想外の選曲に観客たちは歓喜の声をあげる。その後松本のドラムソロとMCを挟み、「Pa Pa Pa La Pa」からライブは後半戦へ突入。チアガール、医者、和尚を引き連れての「A A U U O O O」、長島と松本が繰り出すヘヴィなビートで会場を踊らせた「electric girl」「Ex-Boyfriend」など、バンドは楽曲を次々と投下していく。大合唱で会場が1つになった「I Hate DISCOOOOOOO!!!」では石毛と長島がステージの両端へ移動し、ソロプレイを見せつけ合う場面も。続く「Baby, Baby, Baby」では岡本がワイヤーで吊られて優雅に宙を舞い、その様子にオーディエンスは大爆笑していた。

「Odoru~朝が来ても~」の曲中に客席に描かれたコレオグラフ。(Photo by Kazumichi Kokei)

「Odoru~朝が来ても~」の曲中に客席に描かれたコレオグラフ。(Photo by Kazumichi Kokei)[拡大]

岡本の空中遊泳が終わり、4人は「D.E.N.W.A」でラストスパートをかける。さらに「Don't Stop The Move, Keep On Dancing」「Monkey Discooooooo」とキラーチューンをたたみかけ、観客たちのボルテージを最高潮へと導いた。終盤石毛は「俺、the telephonesやっててよかったわ。本当にありがとう」「今ここに音楽があって、みんなが楽しんでくれてるのは当り前のことではない。みんなと音楽に感謝しています」としみじみと語る。そんなMCのあとに届けられたラストナンバー「Odoru~朝が来ても~」では、the telephonesのスタッフとファンからのサプライズで客席に「DISCO THANK YOU 10 ▼」(▼はハートマーク)というコレオグラフが描かれ、その光景にメンバーは感慨深げな表情を浮かべていた。

「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」の様子。(Photo by Kazumichi Kokei)

「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」の様子。(Photo by Kazumichi Kokei)[拡大]

アンコールでは7月22日に7枚目のオリジナルアルバム「Bye Bye Hello」をリリースすることを発表し、その中から新曲「Amber Romance」を初披露。その後4人はカラフルな風船と銀色の紙吹雪が舞う中、10年間の感謝の気持ちを込めて「Love&DISCO」を届けて、アンコールを終了させた。鳴り止まない拍手に応えて行われたダブルアンコールで彼らは「Urban Disco」をプレイ。観客たちは残った力を振り絞るように「I am DISCO!!!」と全力で叫んだ。全28曲を演奏し終えた石毛は「俺たちの10周年を祝いに来てくれて、本当にありがとうございました」と口にし、客席をバックに記念撮影を行うことを提案。「We are DISCO!!!」のかけ声で写真を撮ったあと4人は手を取り合って万歳し、名残惜しそうにステージをあとにした。

the telephonesのオフィシャルサイトでは「the telephones presents Last Party ~We are DISCO!!!~」のチケット先行抽選予約を5月25日まで受け付けている。

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武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~
2015年5月21日 日本武道館 セットリスト

01. D.A.N.C.E. to the telephones
02. Keep Your DISCO!!!
03. sick rocks
04. Yeah Yeah Yeah
05. Hyper Jump
06. Say DISCO
07. HABANERO
08. WoNdeR WomaN
09. Heigh-Ho
10. kiss me, love me, kiss me
11. A.B.C.DISCO
12. sleep,sleep,sleep(sadness of happy poor child)
13. Homunculus
14. Pa Pa Pa La Pa
15. DaDaDa
16. A A U U O O O
17. SAITAMA DANCE MIRROR BALLERS!!!
18. electric girl
19. Ex-Boyfriend
20. I Hate DISCOOOOOOO!!!
21. Baby, Baby, Baby
22. D.E.N.W.A
23. Don't Stop The Move, Keep On Dancing
24. Monkey Discooooooo
25. Odoru~朝が来ても~
<アンコール>
26. Amber Romance(新曲)
27. Love&DISCO
<ダブルアンコール>
28. Urban Disco

the telephones presents Last Party ~We are DISCO!!!~

2015年11月3日(火・祝)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
OPEN 9:30 / START 11:30
<出演者>
the telephones / and more
料金:前売6500円

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古溪一道 Kazumichi Kokei @k_kokei

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