fox capture planワンマンで多彩作品群から厳選セトリ熱演

2015年5月20日 20:31 414 1 音楽ナタリー編集部

414

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

81 127
236 シェア

記事へのコメント（1件）

fox capture planが全国ツアー「fox capture plan UNDERGROUND tour」の東京公演を5月17日に東京・UNITにて開催した。

「fox capture plan UNDERGROUND tour」UNIT公演の様子。（撮影：関口佳代）

大きなサイズで見る（全25件）

井上司（Dr）（撮影：関口佳代）［拡大］

これは4月にリリースしたミニアルバム「UNDERGROUND」のリリース記念ツアー。ライブはその「UNDERGROUND」と同じく「beyond the beyond」で幕を開け、1曲目から井上司（Dr）がドラムを叩きながら立ち上がるほどの熱演に。岸本亮（Key）の芸術的な指さばき、カワイヒデヒロ（B）の安定した正確なベースライン、井上のロックテイストでアグレッシブなドラミングが一体となって変拍子のクラブジャズナンバーを奏でていく。

岸本亮（Key）（撮影：関口佳代）［拡大］

最初のMCコーナーでは、岸本が「普段より緊張しないなあ」とつぶやく。すると彼は「と思ったら、東京でのワンマンが3回連続でここ（UNIT）なんですよね。半年に1回の恒例行事みたいな……とは言っても手を抜かずにいくのでよろしくお願いします！」と話し、満員のオーディエンスへの挨拶に代えた。

カワイヒデヒロ（B）（撮影：関口佳代）［拡大］

次のパートでは、7月8日に発売を控えるカバーアルバム「COVERMIND」の収録曲や、3月にリリースされたコンピレーションアルバム「PIANO MAN PLAYS DISNEY」の参加曲である「彼こそが海賊（パイレーツ・オブ・カリビアン）」を演奏。さらにfox capture planが劇中音楽を担当しているTBS系ドラマ「ヤメゴク～ヤクザやめて頂きます～」のサウンドトラックをライブ用に長くした「In the Darkness」もお披露目され、バンドの精力的な活動が表れたセットリストとなった。

「fox capture plan UNDERGROUND tour」UNIT公演の様子。（撮影：関口佳代）［拡大］

本編ラストスパートに差しかかると、ステージ背面の幕が開きスクリーンが出現。「Attack on fox」「RISING」「衝動の粒子」とfox capture planの代表曲群が畳みかけられるように続き、静かに聴き入っていた観客のテンションもうなぎのぼり。最後はアッパーな「Tong Poo」で明るく締めくくられた。

「fox capture plan UNDERGROUND tour」UNIT公演の様子。（撮影：関口佳代）［拡大］

アンコールでも3人は勢いを緩めず、高速ロックチューン「capture the Initial "F"」でエネルギーを爆発させる。和やかなMCではグッズ紹介を挟んだのち、9月に「第14回東京JAZZ」への出演が決定したこと、7月12日に東京・新宿LOFT、12月に東京・LIQUIDROOMでワンマンライブを行うことをアナウンス。リーダーの岸本は「今年はリリースが多いので、それにつれてワンマンも多くなります。皆さん遊びに来てくださいね！」と呼びかけた。そしてバンドは「COVERMIND」よりSmashing Pumpkinsのカバー「Tonight Tonight」、初期のミニアルバム「FLEXIBLE」より「Flexible」を届け、晴れやかな笑顔で3度目のUNITワンマンを終えた。