LoVendoЯ、卓偉らジャンル超え共演「MUSIC FESTA」大団円

5月15日に東京・TSUTAYA O-EASTにてアップフロントグループ所属のアーティストが出演するライブツアー「MUSIC FESTA Vol.3」の最終公演が実施された。

「MUSIC FESTA」はLoVendoЯ、中島卓偉、渡瀬マキ（LINDBERG）、松原健之といったさまざまなジャンルのアーティストが登場するライブイベント。「Vol.3」となる今回は、4月18日からツアー形式で実施され、ファイナルとなる東京公演を含め全国5都市で行われた。

イベントの先陣を切ったBitter & Sweetは、1曲目「インストール」から勢いよくライブをスタートさせる。最新シングル曲「恋愛WARS」では、観客たちの手拍子に合わせて長谷川萌美と田崎あさひが息の合ったデュエットを披露し、会場を大いに盛り上げた。続いて登場したエリック・フクサキは、Gipsy Kingsの「Bamboleo」と「Volare」をメドレー形式で演奏。さらに自作曲「Ai-Yai-Yai」をスペイン語で歌唱し、会場にラテンのリズムを届けた。

北海道を拠点に活動するシンガーソングライター・城太郎は、「桜の雨」「笑えない歌」の2曲を丁寧に歌い、場内に涼やかな風を吹き込んだ。また演歌歌手・松原健之のステージでは、松原が田中れいな（LoVendoЯ）、渡瀬、イベントのMCを務めたさわやか五郎（上々軍団）とともに小芝居を繰り広げて観客たちの笑いを誘う。小芝居がひと段落すると、松原は美空ひばり「真赤な太陽」のカバーを熱唱。さらに「金沢望郷歌」歌唱中には、観客たちから「た・け・し！」という合いの手が入り、一体感のあるステージが繰り広げられた。

LoVendoЯは7月1日にリリース予定のメジャーデビューシングル（タイトル未定）から、つんく♂が作詞を手がけた楽曲「普通の私 ガンバレ！」を初披露。MCで田中は「（MUSIC FESTAの）出演者のことはみんな大好きだし、来てくれるファンもすごい好き。今日で終わっちゃうのは本当に寂しい」と、名残惜しそうに話した。彼女たちはさらに、メジャーデビューシングルに収録予定の「いいんじゃない？」も演奏し、華やかなステージングで観客たちを魅了した。

ゲストとして「MUSIC FESTA Vol.3」の全会場に帯同してきたTHE ポッシボーは「いつものライブよりカメラが多くて緊張する」と話しながらも、ハイテンションなライブを繰り広げていく。彼女たちは、本イベントでバンドマスターを務める中島が作詞作曲した新曲「スタート」やシングル曲「全力バンザーイ！My Glory!」を含む4曲を元気いっぱいにパフォーマンスした。中島はソロステージの出番になるとギターを置き「大器晩成」「次の角を曲がれ」といったハロプロ所属アーティストへの提供曲を力強く歌唱。彼は身振り手振りを交えて観客たちを煽りまくり、フロアのテンションを一気に引き上げていく。MCに入ると「ライブでジャンルを区別することは、全然ロックじゃないと思う。どんなジャンルでもどんな音楽でも、歌モノであるってことは絶対つながれることだと僕は思ってる」と語り、「MUSIC FESTA」に込める自身の熱い思いを観客たちに伝えた。

イベントのトリとして登場した渡瀬マキは、LINDBERGの「君のいちばんに…」を高らかに歌い上げる。さらに渡瀬は、イベントの出演者たちをステージ上に呼び込み「もっと愛し合いましょ」と「ありがとうのシャワー」を彼らと大合唱。ライブ本編をフィナーレへと導いた。アンコールでは再び出演者全員がステージ上に勢ぞろい。中島は「すごく充実したツアーだった。みんなありがとう」と、出演者と観客全員に感謝の言葉を述べた。最後に彼らは「今すぐKISS ME」と「MUSIC FESTA」のオリジナル曲「だいじょうぶ」の2曲をオーディエンスにプレゼント。演者たちがそれぞれ歌声を響かせシンガロングを巻き起こし、「MUSIC FESTA Vol.3」は大団円を迎えた。