シーガル＆FULLARMOR、SHELTERで「this is Alternative」ツーマン

5月13日に東京・下北沢SHELTERにてライブイベント「shelter presents this is Alternative #2」が開催された。

4月に射守矢雄と平松学、ZAZEN BOYSを招き第1回が開催された下北沢SHELTER主催企画「this is Alternative」。2回目にあたる今回はSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HERとFULLARMORを迎えツーマン形式で実施された。

最初に登場したのはSEAGULL SCREAMING KISS HER KISS HER。まずは「Down To Mexico」のイントロを日暮愛葉（Vo, G）とmoe（Cho）のハミングから、ライブがスタートした。バンドは会場に轟音を響かせつつも、落ち着いた様子で演奏を行う。その後休みなく「Sentimental Journey」「A shotgun and me」とアップテンポな楽曲が披露され、中尾憲太郎（B）や蓮尾理之（Key）も体を激しく動かしてオーディエンスを煽っていく。

日暮による軽い挨拶を挟んで演奏された「Evolution」では、一転してゆったりとしたテンポで展開。おかもとなおこ（Dr）によるグルーヴ感あふれるドラミングが、会場を穏やかな雰囲気に変えていった。後半に入るとバンドは激しい曲調の楽曲を次々と披露。「You Come To Me, And Give Them Back To Me」では一ノ瀬雄太（G）や日暮、中尾がステージ上を動き回ってオーディエンスを盛り上げる。最後に「Angel」の演奏を終えると、日暮は「ありがとう！」と元気よく礼を言いステージを後にした。

続いてのFULLARMORは「ELEPHANT KING」「#5」を続けざまに披露。日向秀和（B, G）と井澤惇（B）によるダブルベースが重厚なサウンドを展開していった。さらに「Good Morning Charlie」では大喜多崇規（Dr）による歯切れよいリズムにあわせ、ホリエアツシ（Synthesizer）が美しいピアノサウンドを繰り出していく。

中盤の「CATARACT」でバンドは複雑な転調で楽曲を進める。会場が張りつめた緊張感に包まる中、ファンは4人の息ぴったりの演奏をじっくりと見つめていた。またバンドは公演日にリリースされた配信限定シングルの収録曲「DEPARTURE」「FogLamp」も披露。さらに「神威」演奏後のMCで、日向は来年の目標としてニューアルバムを発表したいと話題にした。最後にバンドは「Money & Game」で厳かな雰囲気を会場に漂わせ、この日の公演を締めた。