NHKホールの舞台に姿を見せた吉井は冒頭からエンジン全開。「ビルマニア」では「東京ー!」と絶叫し、ステージを歩き回りながらオーディエンスの声を求め、ときに妖しげな腰つきでファンの目を釘付けにした。MCで「もうすでにいいね!」と満足げな表情を浮かべた彼は「今日はお互いに輝き合いましょう、最後までよろしく!」と挨拶。スポットライトを一身に浴びながら「紅くて咲こうとした恋の」を届ける。
5月2日の千葉・森のホール21 大ホール公演からスタートした今回のツアー。ステージは吉井が3月にリリースしたオリジナルアルバム「STARLIGHT」の収録曲を中心に、THE YELLOW MONKEY時代の楽曲から近年のナンバーまでバラエティに富んだ楽曲群で構成されている。吉井は「今日のメニューは僕の作った曲の中から、『空』や『星』といったワードが入った曲ばかりで構成されています! ……まあ、ほとんどの曲に入ってるんですけどね(笑)」と冗談交じりにツアーコンセプトを説明。そして「昨日みたいな台風の空もあれば、今日みたいに晴れ渡った空もある。それって人生にもつながるんじゃないかな」とつぶやいた。アルバムからのナンバー「TOKYO NORTH SIDE」では三浦淳悟(B /
MCでは会場にちなんだ話題が届けられ、吉井は「最近、NHKを観るようになっちゃって。NHKのよさが、年を追うごとにわかってきましたね……」としみじみ語る。しかし、そんな言葉とは裏腹に「MUSIC」の曲中には「僕は昔から成長が遅かったんです。吉井和哉48歳、まだまだ終わりませんよ!」と宣言し、軽快なステップを踏んでオーディエンスを沸かせた。また、演奏中に自前のものだというグローブを装着し、バンドメンバーとなぜかキャッチボールに興じるシーンも。自由なステージングを見せる吉井の楽しげなムードに客席も呼応し、会場の熱気は曲を重ねるごとに高まっていく。「クリア」では吉井の「みんなの声が聴きたい!」というリクエストにファンは大合唱で応えていた。
吉井はこのあと7月16日の東京・東京国際フォーラム ホールA公演まで全国12カ所16公演を行う。なお追加公演としてアナウンスされた7月10日の福島・郡山HIP SHOT JAPAN公演は全国の映画館で生中継が実施される。
YOSHII KAZUYA STARLIGHT TOUR 2015 ※終了分は割愛
2015年5月22日(金)香川県 サンポートホール高松 大ホール
2015年5月23日(土)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
2015年5月30日(土)広島県 アステールプラザ 大ホール
2015年5月31日(日)熊本県 熊本市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)
2015年6月6日(土)宮城県 仙台サンプラザホール
2015年6月10日(水)大阪府 フェスティバルホール
2015年6月13日(土)石川県 本多の森ホール
2015年6月14日(日)愛知県 名古屋国際会議場センチュリーホール
2015年6月19日(金)北海道 札幌市民ホール
2015年6月27日(土)福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
2015年6月28日(日)福岡県 福岡サンパレスホテル&ホール
2015年7月2日(木)大阪府 フェスティバルホール
2015年7月3日(金)大阪府 フェスティバルホール
2015年7月15日(水)東京都 東京国際フォーラム ホールA
2015年7月16日(木)東京都 東京国際フォーラム ホールA
YOSHII FUNK LOVE presents「Route FUKUSHIMA -STARLIGHT TOUR-」
2015年7月10日(金)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
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