吉川友、23歳バースデー公演で宣言「来年は中野サンプラザで」

吉川友が昨日5月5日、東京・新宿BLAZEにて「7大都市ツアー2015～友言実行！～」の東京公演を開催した。

今月1日に23歳になったばかりの吉川。この日の公演は彼女のバースデー公演として行われ、大勢のファンが彼女を祝福するために会場に集まった。そして盟友のアップアップガールズ（仮）もオープニングアクトとして公演を盛り上げ、「美女の野獣」「サマービーム！」の2曲を届けた。

ステージに吉川が登場すると、まずはデビュー曲「きっかけはYOU!」を歌唱しライブをスタートさせる。吉川は「5月1日でまた1つ心も体も大きくなりました。わがままボディ、23歳になりましたー！」と叫び、さっそくテンションの上がったファンからの大歓声に包まれた。その後吉川はアップテンポなナンバーだけでなく、大人の恋を歌った「TO BE…」にてアカペラを披露するなど、歌唱力の高さを存分に見せつける。

ボーカリストとしての成長を集まった多くのファンに示したあとは、2年前にキマグレンとのユニット“きっかレン”として配信リリースした「あいまいな関係」を歌唱。吉川は7月のライブを持って解散することを発表したキマグレンについて「歌の素晴らしさを教えてくれたお兄ちゃんのような存在。キマグレンさんにいただいた素敵な曲をこれからも歌い続けていきたいなと思います」と、彼らに対する感謝の言葉を述べた。

そしてライブ中盤では再びアプガが登場。彼女たちが吉川のためにバースデーソングを歌いながらケーキを持って現れると、吉川は彼女たちのサプライズに瞳を潤ませながら感激した様子を見せる。吉川は「いつも雑だとか、女らしさがないとか言われてる私ですが、今年は洗濯や掃除、料理もがんばって、お肌のケアも気をつけて、みんなをびっくりさせたい！ そして『女らしくなったね。彼氏でもできたんじゃないの？』って言われるくらい女に磨きをかけて、アップアップしていきたいと思います」とこれまでの生活を顧みつつ目標を宣言した。そのまま吉川はアプガとともに「全力！Pump Up!!」を熱唱。「アプガの中で一番好きな曲なんです」と語る吉川は同曲を力強いボーカルで歌い上げ、“8人目のサムライ”として楽曲を盛り上げた。

ライブも佳境へと突入したところで吉川は17分25秒にもわたる大作「花」について語り出す。「いつも以上に緊張してます」と吉川らしくない発言からも同曲をフルで歌うことに対するプレッシャーが伺えた。そして吉川は緊張した面持ちながらも「花」を歌い上げる。大きく3編に分かれる同曲の中で吉川は、タイプの異なる場面を歌詞の情景に合わせながら歌唱し、壮大な世界観を見事に表現しきった。歌唱後、吉川は「今、歌いきって感無量でございます！ 最初は『マジか、無理！』って思ったんですよ。4分の曲でも歌詞を間違うのに17分の曲を覚えられるのかって。でも私の勝負曲になるこの曲と一緒にアイドル界のてっぺんを獲りにいきたいと思います！」と、またしても大胆発言。不思議と説得力のあるその言葉にファンは割れんばかりの拍手で応え、さらにライブを加速させていった。

終盤で吉川は「ここから始まるんだ！」などの人気曲をたたみ掛け、抑えられない気持ちを届けるために客席に乗り込んで歌唱。「恋愛遠慕」でライブ本編を終えた吉川はアンコールにて今の気持ちを語り出す。「あっという間の4年間でしたね。恵まれていてすごく幸せだったと感じてます。その反面アプガやJuice=Juiceのように同期や同じ事務所で中野サンプラザ公演を成功させたり、武道館公演をするグループがあって、周りが順調にステップアップしていく姿を見て正直『やべえな』と思う時期がたくさんありました」と吉川は焦りを感じていたことを告白。続けて吉川は「でもくじけずにやってこれたのも、ここにいるファンの皆さん、全国各地、全世界で私を応援してくれる“友フレ”の皆さんのおかげだと思っています。今まで支えてくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。

ファンからの大歓声に包まれる中、吉川はここでもう1つ宣言を行う。「吉川友、来年の24歳のバースデー公演は、中野サンプラザでやります！ ハードルは高いと思いますが「花」も皆さんの声援があって歌いきることができました。なので、この夢も皆さんの声援があれば実現できるんじゃないかと思ってます」と彼女は力強く目標を語った。そして吉川はラストに「ずっとずっとずっと君がスキだ」を歌唱。客席にまたしても降臨した吉川はファンとともに夢を追いかける決意を固め、笑顔の絶えないバースデー公演を締めくくった。