スペシャ20周年「くるしゅ～ナイト」で8000人が祝福

2009年3月14日 23:40 1 音楽ナタリー編集部

本日3月14日、スペースシャワーTVの開局20周年記念イベント「スペースシャワーTV 20th Anniversary くるしゅ～ナイト★フィーバー」が日本武道館で開催された。

このイベントはスペシャ開局20周年企画の第1弾として開催。今年は今後もさまざまな記念企画が行われる予定。

大きなサイズで見る（全8件）

この日のMCは、スペシャでさまざまな名番組の司会を務めてきたいとうせいこうとユースケ・サンタマリアの2名。会場には約8000人の観客が集まり、ライブアクトとしてKREVA、チャットモンチー、秦基博、flumpool、ウルフルズの5組が登場した。

トップバッターのKREVAは「ストロングスタイル」「国民的行事」などのヒットナンバーで会場を沸かせつつ「I Wanna Know You」「生まれてきてありがとう」の2曲をライブで初披露し、ファンを驚かせた。その一方でノリの悪い観客に向けて「大丈夫？テレビ映ってんだよ！」と挑戦的に煽り、場内の空気をヒートアップさせた。

チャットモンチーは「シャングリラ」「恋愛スピリッツ」といったおなじみのナンバーのほか、先日リリースされたばかりのニューアルバム「告白」から新曲「8cmのピンヒール」も披露。かつて「スペシャボーイズ」の1コーナー「チャットFood」のMCを務めていた当時の思い出話を「いろんな料理作ったなぁ」「えっちゃん肉嫌いなのに、お肉切らされてたし（笑）」などと懐かしげに語り、当時の番組ファンを喜ばせた。

秦基博は「フォーエバーソング」「朝が来る前に」などのナンバーのほか、スペシャ20周年アニバーサリーソングとして書き下ろした「サークルズ」を弾き語りで披露。音楽を通して人と人が出会うことの大切さをテーマにした壮大なバラードに、オーディエンスは皆じっくり聴き入っていた。

今回が初の武道館ライブとなるflumpoolは、「花になれ」「星に願いを」などの大ヒット曲を立て続けに披露。山村隆太（Vo,G）はハンドマイクでステージ上を走りまわり、「武道館のみんな、ひとつになろうぜ！」と叫んで盛り上げた。

ライブアクトのトリを飾ったウルフルズは、「ガッツだぜ!!」「バンザイ～好きでよかった～」「サムライソウル」など、誰もが知っている曲ばかりを揃えたセットリストで総立ちの武道館を熱狂させる。トータス松本（Vo,G）はかつてユースケとともにVJを務めた、伝説の番組「夕陽のドラゴン」について、「『夕陽のドラゴン』がなかったら今の僕はないし、僕らもなかったと思う。生意気言えばスペシャもなかったかもな（笑）」と語り、共に長い年月を歩んできたスペシャへの思いを表した。

ライブアクトの間には、かつての名番組が一夜限りの限定復活を果たすという企画も。「スペシャボーイズ」のVJ、サイトウ“JxJx”ジュン（YOUR SONG IS GOOD）と浜野謙太（SAKEROCK）が進行役として登場したほか、いとうせいこうが教師役を務めた番組「熱血！スペシャ中学」の生徒たちが大集合。ひさびさの“中間登校日”と題して、人気コーナーの数々を展開した。

さらにユースケとトータスによる「夕陽のドラゴン」も復活。警官コスプレをした2人の虚脱感漂うトークと、2人による不条理ユニット「リュックサックス」のミニライブも行われ、往年の番組ファンを狂喜させる一方で若い視聴者を呆然とさせた。

イベントのラストには出演者全員がステージに再び登場し、スペシャ開局時に最初の曲としてオンエアされたタイマーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」を合唱。8000人の観客とともに、開局20周年を祝福した。

このイベントの模様は4月25日21時より、スペースシャワーTVにて2時間にわたりオンエアされる。