イベントはレコチョクにて「誰もが」をダウンロードした人の中から抽選で選ばれた60名を対象に実施された。スタッフの紹介でステージに上がった片平はまず、サントリー「ほろよい」のCMに出演していることなど自身の近況を報告。そしてアコースティックギターを手にすると、「誰もが」を伸びやかな声で歌い上げた。彼女の凛とした歌声に観客はじっと耳を傾け、その声に酔いしれた。
ライブのセットリストは「新生活を応援する」をコンセプトに片平自身が構成。恋する女の子を応援する「女の子は泣かない」では躍動感たっぷりのギタープレイと歌を届け、上京後に作ったという「東京の空に乗って」では観客との合唱を楽しむ。観客が鳴らすハンドクラップに乗せて「Come Back Home」を披露したあとは、これから始まる新たな季節にぴったりな「始まりに」を熱演。片平は目を閉じながら歌詞の言葉を噛み締めるように歌い上げ、集まった60名のファンにエールを送った。
ライブ後には参加者から募った質問をもとにしたトークコーナーがスタート。「オフの日は何をしてますか?」「ストレスや不安に勝つためには?」「美しくいる秘訣は?」「好きな食べ物は?」といったさまざまな質問が寄せられ、片平は1つひとつに丁寧に回答していく。中でも笑いを誘ったのが「好きな男性のタイプをラーメンに例えると?」という質問に対する回答。片平は「全乗せ! タイプないんですよ、どの味も好きです」と答えファンを笑わせた。
イベント終了後にナタリーの取材に応えた片平は、「“生声ライブ”だとマイクとかアンプを通したときよりも空間を飲み込めるかどうか不安があったんですけど、会場がいい感じだったせいかちゃんと自分の空間が作れました。今日はじっくり歌えましたね」とコメント。自身が作ったセットリストについては「『始まりに』は一番歌いたかったんです。どのシーズンでも、時期にとらわれずに刺さる曲だと思うんです」と述べた。新生活の思い出については、「昨年の上京したときのことが印象的でしたね。増税のタイミングで、家電が家に1カ月くらい届かなくてサバイバル生活でした。ガスも通ってなくて水を浴びたりしてました」と笑いながら振り返り、「不安とか絶対あるし、迷うこともあるけど、このときしかない新生活を1つひとつ楽しんでください」と新生活を控えるリスナーに向けてメッセージを送った。
なお片平は4月5日に新潟・新潟三条別院本堂 三条別院にて入場無料の“生声ライブ”を開催。神聖な寺院で彼女がどんな歌を響かせるのか楽しみなところだ。
子ども御遠忌 親鸞さんに あおう ~響く今、響け未来へ~ 片平里菜LIVE
2015年4月5日(日)新潟県 新潟三条別院本堂 三条別院
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