福山雅治“魂ラジ”最終回「またお会いできる日までバイバイク」

福山雅治がパーソナリティを務めていたニッポン放送「福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル“魂のラジオ”」が、昨日3月28日の放送をもって終了した。

1992年1月から放送された「福山雅治のオールナイトニッポン」を含め、23年にわたってニッポン放送の看板番組である「オールナイトニッポン」のパーソナリティを担当してきた福山。昨夜は約3000人のリスナーが東京・ニッポン放送本社前に集まり、スタジオ入りする彼に感謝の言葉を投げかけた。ファンからのエールを受けて福山は「本当にありがたいですね。楽しい時間が過ごせたらと思います。まだ最終回という実感は湧きませんが、放送が終わって、来週になったら感じるのかもしれませんね」と取材陣に語り、その後の生放送に臨んだ。

「いやあ、危なかったねえ。トイレ行ってたからさあ。キレが悪い（笑）。一応今日は、3月28日だから、手を清めて神聖な気持ちでと思って、しっかり洗っていたらギリギリになりました（笑）」というユーモアたっぷりのオープニングトークから「魂のラジオ」最終回はスタート。おなじみの洒脱なトークを挟みつつ、彼はリスナーのリクエストした曲を弾き語りで披露する名物コーナー「魂のリクエスト」では“最終回はスペシャル”として「何度でも花が咲くように私を生きよう」「Good night」の2曲を演奏した。

いよいよ番組も終盤というとき福山はラジオにまつわるエピソードを披露。「僕自身がラジオをどういうイメージで続けてきたかと言うと、僕が長崎で小学生6年生、中学生でラジオを聴き始めた頃、深夜、街も、家族も寝静まり、テレビも終わって自分だけが眠れずに起きている中、唯一“つながり”を感じることができたのが深夜ラジオでした。だから、僕はあの頃の自分に対して語りかけるつもりで23年間、深夜ラジオを続けてきました」と長年にわたった「オールナイトニッポン」でのパーソナリティ生活を振り返る。そして「このラジオを聴き続けてくれた人の中から、いつか自分もラジオパーソナリティになるって思ってくれる人がいてくれて、長い間やっていて本当によかったなって思いました。リスナーの皆さんありがとうございました。またお会いできる日までバイバイク」とおなじみの挨拶をもって生放送を終えた。

番組終了から30分後にニッポン放送の正面玄関に現れた福山は、長時間待っていたリスナーに「本当にありがとうございました……。また、いつか戻ってくることができるように、戻って来てほしいと言ってもらえるように、これからも奢ることなくやっていきたいと思います。気を付けて帰ってね！」と呼びかけて去っていった。なお福山は、「魂のリクエスト」から生まれたニューアルバム「魂リク」を4月8日にリリースする。

また福山の後任を務めるのは大倉忠義（関ジャニ∞）と高橋優で、2人がパーソナリティを務める「オールナイトニッポンサタデースペシャル 大倉くんと高橋くん」は4月4日（土）からオンエアされる。