神田莉緒香、満員の誕生日ワンマンに感激

神田莉緒香が3月26日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにてワンマンライブ「KANDAFUL WORLD Vol.5 TOKYO」を実施した。

この日のライブは、ストーリー仕立ての映像に沿って展開。神田はその物語にあわせて、前半ははかま姿、後半はカジュアルなスカートに着替えてパフォーマンスを行った。はかま姿で行ったライブ前半はキュートな楽曲を中心に披露。彼女はキーボードの弾き語りなども織り交ぜて元気いっぱいにパフォーマンスを繰り広げ、「トクベツ」ではファンとそろいの振付で一体感を生み出した。

「H.P.B.D.」でスタートした後半、彼女はしっとりとミディアムナンバーを届けるなど、その歌唱力を遺憾なく発揮。また入場時に配布したサイリウムを点灯するようファンに促して場内をカラフルに染め、ファンとともにライブを作り上げていった。「×」の歌唱前には「振り返ると本当にたくさんの自分自身にバツを付けてきて。でも今日皆さんの顔を観て、やっと自分で自分に小さな小さな丸印をつけてあげられるような気がします」と言葉を選びながらゆっくり思いを語る。そしてキーボードの音色に乗せて、彼女なりの応援歌を丁寧に届けた。

この日は神田の23歳の誕生日。アンコールを求めるファンは「Happy Birthday to You」を歌って彼女を呼ぶ。ショートパンツ姿に着替えた彼女は1人で登場すると「今日はやっとこの言葉を皆さんに言えます」と言い、キーボードの弾き語りで「ありがとうっていいたいよ」を歌唱。歌い終えたあとも「本当に『ありがとう』を何度言っても足りないくらい『ありがとう』って思ってます」と口にし、深く頭を下げた。そしてこの日のライブがソールドアウトしたことに触れ、12月21日に東京・赤坂BLITZにてワンマンライブを行うことを発表。涙ながらに思いを語り、ファンからは祝福の拍手が送られた。

アンコールを終え、神田がバンドメンバーを紹介しようとすると、今度はメンバーが「Happy Birthday to You」を演奏し始める。そこへケーキが運ばれてきて、彼女の誕生日を祝福するというサプライズが。神田は驚きつつも「もう泣かない！」と笑顔を見せ、明るく23歳初めてのライブを終えた。

なお神田は3月27日に2ndミニアルバム「TOKYO / OSAKA」をリリース。3月30日に大阪・Music Club JANUSにワンマンライブ「KANDAFUL WORLD Vol.5 OSAKA」を実施する。