開催日が新作ミニアルバム「HEN 愛 LET'S GO!」の“フラゲ日”ということで、ユニークなタイトルが冠されたこの公演。開演前からフロアは熱気が充満し、メンバー3人の登場とともに一気に沸点に達する。ハヤシ(G, Vo, Syn, Programming)は上機嫌で「トイスッ!」と挨拶をすると、「Zher the ZOO、10周年おめでとう! いくぞ代々木!」とシャウト。早速「Buggie Technica」を投下し、オーディエンスを踊り狂わせた。
この日のライブの目玉となったのは、ライブの定番曲とともに披露された「HEN 愛 LET'S GO!」に収録されている新曲たち。序盤のブロックでは、観客の「ペッパー」コールも巻き起こったグルーヴィな「Dr Pepper!!!!!」や、「ホモソーセージ」への愛をハイボルテージなサウンドに乗せて歌った「Homo Sausager」がお披露目されオーディエンスを楽しませる。中盤ではきらびやかなシンセの音色と、フミ(B, Vo, Syn)のダンサブルなベースが光る「GT(Great Tan-men)」、ヤノ(Dr, Vo)の叩く四つ打ちのリズムが炸裂する「DTMK未来」が披露されいずれも大盛り上がり。新曲にもかかわらず自然とコールが巻き起こるほどで、場内の熱狂は加速し続けていった。
MCも自ずと「HEN 愛 LET'S GO!」にまつわる内容となり、「GT(Great Tan-men)」プレイ後にハヤシは愛して止まないタンメン屋のメニューを熱弁。さらに話題は新作と連動して特設サイトで展開されている企画「7つのHEN愛企画~ハヤシのHEN愛ラプソディー~」にもおよび、フミが新曲「I'm Hard Boiled」にちなんだ企画で食したエミューやダチョウのゆで卵について「匂いがキツかった」「エミューはルックス最悪なの!」とぼやいた。そんな流れから始まった「I'm Hard Boiled」では黄色い照明が3人のプレイをサポート。にぎやかなサウンドが会場を揺らしていった。またアンコールで披露された「Ski Ski Die Ski(n)」ではユニークな歌詞の内容にフロアから笑いが漏れる場面も。そして2時間弱にわたった「HEN 愛 LET'S GO!」の“フラゲ日”ライブは、ハッピーな空気に包まれたまま終幕した。
5月からは全国ツアーを開催するPOLYSICS。ハヤシは「ちょっと面白いことがやりたいんだよね。このツアーは遊びたいなと思って」と話しており、新作との連動を含めてその内容に期待が集まる。
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ポリのツアーでポリ版Hamidasumo!やってくれませんかねぇ?
POLYSICS「HEN 愛」全開の灼熱フラゲ日ライブ - 音楽ナタリー http://t.co/fl5NxwDVSp