今回の公演はZher the ZOO YOYOGIのオープン10周年記念企画の一環として実施された。バンドにとっても今年初のライブにあたり、会場には多くのファンが詰めかけた。
メンバーはゆっくりとステージに上がるとまずは「ヒューマンビーイング」からライブをスタートさせ、イントロから多くの観客が飛び跳ねる。バンドはそのまま「Young Lust」「L.O.V.E.」と休みなく演奏していき、徐々に会場を温めていく。ファンの高まる熱気に呼応するようにメンバー全員も体を大きく振り始め、百々和宏(Vo, G)や藤田勇(G, Key)はステージ前方に移動してソロパートを披露する。
「WINDOWPAIN」の演奏が終わると、百々は今年に入ってからレコーディングに集中していた旨を話題に挙げた。そして「これからやる曲が地獄、地獄、地獄……耳かっぽじってよく聴いてください」と話し、4月発売の新作「Rise from HELL」の収録曲「トーキョーロスト」を披露。まだリリースされていない楽曲ながら観客も少しずつ体を動かしていく。続く「バイオレーターデストラクション」の後半からはふたたびハイテンションなレスポンスでバンドの演奏を盛り上げていった。
「トーキョーロスト」から「メタルボーイ」まで4曲連続で新曲を披露したあと、バンドは百々の「メタルの次はロッキンルーラ!」という煽りとともに「ロッキンルーラ」の演奏を開始。途中でサポートドラマーである水野雅昭のソロパートも飛び出す。バンドもオーディエンスもどんどん動きが激しくなっていき、「冷たいコード」を演奏した後には、客席から歓声が止まらない状態となった。そして美しいコーラスが印象的な「Shining」を最後に、バンドはテンションを落とすことなく演奏を終えた。
鳴り止まない“武井コール”の中行われたアンコールでは、まず武井靖典(B, Vo)が登場。アルバムのリリースやツアーの開催、インストアライブの決定を熱いマイクパフォーマンスで紹介していく。MCが一段落したのちの「FEEVEER」では、武井はベースを置いたまま百々とともにボーカルを務めた。そして勢いそのままに「DUM DUM PARTY」が披露され、最後に百々は会場のオープン10周年を祝いこの日の公演を締めくくった。
MO'SOME TONEBENDER「Zher the ZOO YOYOGI 10th Anniversary~Live Goes On !~」2015年3月26日 Zher the ZOO YOYOGI セットリスト
2015年3月26日 Zher the ZOO YOYOGI セットリスト
01. ヒューマンビーイング
02. Young Lust
03. L.O.V.E.
04. happy new year
05. youth
06. マッドネス
07. ハラヒレ
08. カリフォルニア・ガール
09. WINDOWPAIN
10. トーキョーロスト
11. バイオレーターデストラクション
12. ハナタラシ vs ワンダーボーイ
13. メタルボーイ
14. ロッキンルーラ
15. ばちかぶれ!
16. 冷たいコード
17. 未来は今
18. Shining
<アンコール>
19. FEEVEER
20. DUM DUM PARTY
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