3月9日の恒例となっている「SuGの日」のライブだが、今年は武瑠(Vo)が喉の治療のため欠席。楽器隊のメンバーを中心としたステージが繰り広げられ、第1部ではChiyu(B)によるコブシを効かせた和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」のカバーに始まり、shinpei(Dr)のキュートな女装とダンスに観客が沸き立った「ゲラゲラポーのうた」、4人が“湘南乃嵐”に扮して熱唱した湘南乃風「睡蓮花」などが会場を爆笑の渦に巻き込んだ。
第2部では「gr8 story」「R.P.G. ~Rockin' Playing Game」などのライブの定番曲を武瑠のボーカルトラックを流しながら4人が楽器を演奏するパフォーマンスが行われた。観客も4人の演奏にあわせて大きな声でシンガロングしたり、踊ったりしてメンバーとともにライブを作っていく。またMCでChiyuが「みんなで一緒に作ってる感じがいいね!」と口にした通り、大きな一体感が作り出された。そして終盤を飾った「mad$hip」「heavy+electro+dance+punk」「39GalaxyZ」の3曲はmasato(G)、yuji(G)、Chiyu、shinpeiの4人が交代でメインボーカルを担当。オーディエンスも4人を支えるように合唱で応え、本編のクライマックスを彩った。
アンコールはshinpeiがボーカル、Chiyuがギター、masatoがベース、yujiがドラムを担当するパートチェンジ編成によるステージが展開。4人がスタンバイしたのち、ギターを持った武瑠が現れると悲鳴のような歓声がフロアに響きわたった。「最高のサプライズを用意しました!」というshinpeiのシャウトに続いて始まったのはメンバー5人そろっての「LOVE SCREAM PARTY」。武瑠はギターをかき鳴らしながら、観客とともにシンガロングし復活を存分にアピールした。
また武瑠は「外を歩いたのが(退院してから)2日ぶりなんだけど、みんなの熱気にやられております。喉はしゃべれるくらいまでになりました。その間支えてくれてホントにありがとう。改めて歌いたいって、声を出せないときに思いました」と胸の内を明かし、最新作「BLACK」の手応えについて触れたほか、「この先も『新生SuGヤバイよ』って広めて、SuGってカッコいいって思う人が増えてくれると信じています」と述べる。そして7月26日に東京・渋谷公会堂公演を行うことを告知。「今のSuGにしかできない、最高にカラフルな景色を作りたいと思います!」と力強く宣言した。
「CRY OUT」ですべてのパフォーマンスが終わったあと、武瑠は涙声になりながら「去年1年間、長い戦いで、もう歌とか歌えないんじゃないかって。バンドやめようじゃなく、音楽自体、ステージに立つこと自体諦めたほうがいいのかなと思ったんですけど、そんな自分を励ますために『BLACK』を作りました」と語る。続けて「俺は去年復活したときにSuGで武道館やりたいと思ったけど、今のSuGでは無理でした。でも無理な上でも、スタッフさんで『武道館調整しましょう』って言ってくれるのがうれしかったです。あとみんな待っててくれることを信じてます」と述べ、壁にぶつかりながらも夢に向かっていく大切さを口にする。そして「いつか絶対一緒に日本武道館やりましょう! 今までのSuGありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします」と叫び、メンバーとともにステージをあとにした。
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3/9(月)にリキッドルームにて開催となりましたSuGの日ライブのレポートが
WEBサイト「ナタリー」にて掲載になりました!!
昨日のライブの興奮がよみがえります!!
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