3月18日にデビューアルバム「The Sound Sounds.」のリリースを控えるTWEEDEES。お披露目の場となった今回のライブは、沖井と大学生時代からの付き合いである坂和也(Key / ex. RUNT STAR)、沖井とともにSCOTT GOES FORとしても活動するNORTHERN BRIGHTの原“GEN”秀樹(Dr)、清浦をソロ時代からサポートする山之内俊夫(G)、清浦の大学の先輩であるピアニストの菊池亮太(Key)の4人をサポートに迎えて行われた。彼らが記念すべき1曲目に選んだのは、清浦と沖井が共同で作曲した「Rock'n Roll is DEAD?」。清浦のスキャットと沖井の豪快なベースプレイでTWEEDEESは第一歩を踏み出した。
1曲披露し終えたところで、ソロでのライブ以来およそ3年ぶりとなる清浦は「初めまして、そしておひさしぶりです。お待たせしました。バンドマンになりました」と挨拶。沖井は、清浦がソロでの活動を休止すると宣言した約3年前からTWEEDEESのプロジェクトが水面下で進行していたことを明かした。そして2人は挨拶とともにサポートメンバー全員を丁寧に紹介。旧知の仲であるメンバーのエピソードを語ったり、菊池の愛らしいキャラクターをいじったりと、饒舌な沖井のトークはどんどん脱線する。ちなみに大学時代にCymbalsを聴いて沖井の音楽に興味を持ったという清浦だが、彼女にCymbalsを薦めたのが大学の先輩である菊池だったという。
長いMCを経て、さらに「祝福の鉄橋」「ブリキの思い出」「The Sound Sounds.」と、アルバム「The Sound Sounds.」からの楽曲が続けて披露された。アルバム楽曲はオフィシャルサイトに試聴音源こそ用意されているものの、先行配信されている「KLING! KLANG!!」以外は当然ながら観客にとっては初めてフルサイズで耳にするものばかり。さらに「電離層の彼方へ」、ジミ・ヘンドリックスのカバー「Crosstown Traffic」を披露したあとのMCでは、沖井はこのアルバムについて「このバンドのたくらみは3年前から始まったのですが、なかなか思うようにはいかなくて。時間はかかってしまいましたが、そのぶん満足のいく仕上がりになったと思います。もっと手練手管なレコードになっちゃうかなと思ってたんですけど、普通に試行錯誤の果てにできあがったデビューアルバムという雰囲気になりました。彼女のソロや、僕のFROG(ソロユニット)やスコッツでもできなかったものがちゃんと出せたと思います」とコメント。そして「このバンドをきちんと長くやっていきたいなあと思いますので、ぜひとも皆さん付いてきてくださいね」と呼びかけると、最後は軽快なポップナンバー「Boop Boop Bee Doop!」で締めくくった。
アンコールの声を受けて再度登場した6人は、ここで沖井が清浦の存在を知るきっかけになったソロ時代の曲「アノネデモネ」と、清浦が初めて沖井の音楽に触れたCymbalsのメジャー1stアルバム「That's Entertainment」からオープニングナンバーの「Show Business」を披露。イントロが奏でられた瞬間に、古くから2人を応援するそれぞれのファンからは大きな歓声が上がった。沖井が「このあと1stアルバムがリリースされますが、すぐにでも2ndアルバムを作りたい」と意欲を語ると、清浦は「こんなに温かい拍手の中、船出ができることをとてもうれしく思います。がんばります!」と決意を述べ、先行配信楽曲「KLING! KLANG!!」をパフォーマンス。にぎやかに初ライブの幕を下ろした。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
TWEEDEES Premium Show
2015年2月27日 Future SEVEN セットリスト
01. Rock'n Roll is DEAD?
02. 祝福の鉄橋
03. ブリキの思い出
04. The Sound Sounds.
05. 電離層の彼方へ
06. Crosstown Traffic
07. Boop Boop Bee Doop!
<アンコール>
08. アノネデモネ
09. Show Business
10. KLING! KLANG!!
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