luz、そらる、赤飯ら熱烈コラボも「XYZ TOUR」終幕

2月11日にライブイベント「XYZ TOUR 2015」の東京公演が東京・Zepp Tokyoで開催された。

「XYZ TOUR 2015」はニコニコ動画などを中心に活動する歌い手たちが登場するライブイベントで、東名阪の3都市で行われた。ツアーファイナルとなった東京公演には多数のファンが集まり、演者のソロステージや歌い手同士のコラボレーションなどを楽しんだ。

この日のトップバッターを務めたのはluzは「ストリーミングハート」を堂々と歌い、ライブを勢いよくスタートさせる。入れ替わるように登場した赤飯は「ロストワンの号哭」を熱唱。会場のテンションを一気に引き上げた。また「ギガンティックO.T.N」ではun:cとkradnessが、「虎視眈々」ではluzとnqrseが共演するなど、ライブ序盤から「XYZ TOUR」ならではのコラボステージが展開された。

そらるはluzとともに「独りんぼエンヴィー」を歌唱した後、ステージ上で4月22日にニューアルバム「夕溜まりのしおり」をリリースすることを発表。その後はソロでアルバムに収録される新曲「ユラユラ」を情感豊かに歌い上げた。佐香智久（少年T）は、アニメ「ポケットモンスター XY」のオープニングテーマ「ゲッタバンバン」と「愛言葉」といったオリジナル曲を披露。その後登場したun:cは「普段はあまりやらないことを」とのMCから、中島みゆき「糸」のカバーを歌唱した。またkradnessのステージでは「CRITICAL LINE」「WAVE」が繰り出され、会場はダンスホールと化す。「夜もすがら君想ふ」ではnqrseと夏代孝明が息の合った掛け合いで、コンピネーションが光るパフォーマンスを見せつけた。

ピコは「吉原ラメント」「Make My Day!」「人生リセットボタン」の3曲をソロで歌唱。チャーミングなその歌声で観客たちを魅了した。続いて登場した赤飯は、オーディエンスにサイリウムをしまうように呼びかけて「お気に入りのアーティストを観るのもいいけど、まずは音楽を楽しもう」と語り、マキシマム ザ ホルモンの「恋のメガラバ」を熱唱。観客たちはもみくちゃになりながらも全身で彼のステージを楽しんだ。ライブ本編の最後にluz、kradness、nqrseの3人による「マトリョシカ」が披露されると、観客たちは惜しみない拍手と歓声を彼らに送った。アンコールでは出演者全員で代わる代わるマイクを取りながら「shake it!」を歌唱し、3都市で行われた「XYZ TOUR 2015」はフィナーレを迎えた。