1982年にアメリカで製作され、DJ、ラップ、ブレイクダンス、グラフィティアートからなるヒップホップカルチャーを全世界に広めるきっかけとなった映画「ワイルド・スタイル」が、3月21日より東京・渋谷シネマライズほか全国で順次公開されることが決定。今回の劇場公開に伴い、当時のシーンに精通するK DUB SHINEが字幕監修を担当することが明らかになった。
「ワイルド・スタイル」はニューヨーク・サウスブロンクスを舞台にした、深夜の操車場に忍び込んで地下鉄にスプレーで絵を描くグラフィティライターの物語。そのグラフィティは奇抜なデザインから巷で評判になるが、違法行為であるため彼は正体を明かすことができず、アンダーグラウンドの世界で自由に描くことと、仕事として華やかな表舞台で描くことの選択に思い悩む。
実際のグラフィティライターやダンサー、DJ、ラッパーなどのアーティストが多数出演し、ヒップホップというムーブメントが生まれる瞬間を鮮明に記録したこの映画は、ナズ、Public Enemy、Beastie Boysなどその後の数多くのアーティストに多大な影響を与えている。2013年にはアメリカで公開30周年を記念したDVDボックスがリリースされ、当時のことを知らない若者たちにもそのファッションやカルチャーが熱狂的に支持された。この機会に映画館で、ヒップホップが生まれた当時の貴重な映像を目撃してみよう。
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- 映画『ワイルド・スタイル』公式サイト
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伝説の映画「ワイルド・スタイル」劇場公開、字幕監修はK DUB SHINE - 音楽ナタリー http://t.co/rHg0rCNIiB