日本工学院八王子専門学校ミュージックカレッジ コンサート・イベント科の学生たちが企画・制作・運営する卒業制作ライブイベント「HACHI-ON」が1月20日に東京・オリンパスホール八王子で開催された。出演したのは
先攻のニューロティカは「気持ちいっぱいビンビンビン!!」からライブを開始。肩車で巨大化したATSUSHI(Vo)がステージを練り歩き観客を圧倒する。ATSUSHIは元のサイズに戻ってからも、シンバルキックを連発したりと激しく動き回りながら熱唱。前のめりに突き進むようなパンクロックでぐいぐい押していく。またMCでは、八王子の実家で藤屋というお菓子屋を営んでいるATSUSHIが、八王子の地元トークに華を咲かせていた。
この日のライブでは「アイドルと競演するときにはこの曲をやる」という「東京ハレンチ天国」なども披露。「アイドルのライブを観るときみたいな体の動かし方をしてみたい。ニューロティカにはそういうのないから」と言って始まった「DRINKIN' BOYS」では、ATSUSHIが曲に合わせて右手を前後に振り、それに合わせて観客もサイリウムを振っていた。また曲の途中でATSUSHIは客席に向けて「10代!」「20代!」「30代!」「40代!」「50代!」「でんぱ組だけのファン!」「ニューロティカだけのファン!」とコール&レスポンス展開。観客が声を上げるたびに客電が灯るという照明係の気の利いた演出を絶賛し、学生スタッフに向けて「いい卒業制作になりました!」とエールを贈っていた。
ラストの「絶体絶命のピンチに尻尾を高く上げろ!」では、コンサート・イベント科の2年生によるダンスグループ・八王ジーザスがバックダンサーとして登場。さらにATSUSHIがステージ周辺で仕事をしていた学生スタッフたちを呼び込み、大人数で一緒にダンスを踊った。曲の最後にはATSUSHIが観客をしゃがませ、「せーの」の合図で一斉にジャンプ。熱の入ったパフォーマンスにオーディエンスから惜しみない拍手が贈られた。
続いてでんぱ組.incが登場すると、会場中で一斉にカラフルなサイリウムが灯る。1曲目「W.W.D」から観客のボルテージは最高潮で、客席からはスピーカーの出音を超えるほどの大きな歓声が。「でんぱれーどJAPAN」からはモニターにポップな映像も映し出され、ライブはますます華やかさを増していく。
なお、この日のでんぱ組.incのライブはコンサート・イベント科の2年生が考えたセットリストに沿って行われ、夢眠ねむはこれについて「1曲目から『うおー!』ってすごい反応だったし、これはナイスセトリだったのでは!」と学生スタッフの選曲を褒めていた。
「Future Diver」ではニューロティカのライブに続いて、途中から学生ダンスグループ・八王ジーザスの8人がステージに登場。ダンサーたちはもちろん、でんぱ組.incのメンバーも楽しそうな表情を浮かべてパフォーマンスを繰り広げる。最後にメンバーはリボンを手にして「でんでんぱっしょん」を披露。ステージから客席に向けて金銀のテープとサインボールが発射され、会場を興奮に包んでライブは終了した。
アンコールの声に呼び戻されて再びステージに戻ったメンバー6人は、ニューロティカとの楽屋でのエピソードなどを語り、PVをバックに「バリ3共和国」を熱唱。学生たちがこれまでの集大成として自ら作り上げたライブは大成功のうちに幕を下ろした。
「日本工学院ミュージックカレッジ presents HACHI-ON」
2015年1月20日 オリンパスホール八王子 セットリスト
ニューロティカ
01. 気持ちいっぱいビンビンビン!!
02. ROCK酒場でROCK! ROCK! ROCK!
03. 嘘になっちまうぜ
04. 東京ハレンチ天国
05. ア・イ・キ・タ
06. ...To Be Harlem
07. DRINKIN' BOYS
08. チョイスで会おうぜ
09. 絶体絶命のピンチに尻尾を高く上げろ!
でんぱ組.inc
01. W.W.D
02. Sabotage
03. でんぱれーどJAPAN
04. でんぱーりーナイト
05. Future Diver
06. でんでんぱっしょん
<アンコール>
07. バリ3共和国
リンク
- ニューロティカ | 俺達いつでもロックバカ!
- でんぱ組.inc公式サイト
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たなかたろー @taro_tana
ニューロティカ×でんぱ組ツーマン大成功「いい卒業制作になりました!」 - 音楽ナタリー http://t.co/OnPIlv7YcQ 知り合いのコも参加していた卒業制作だったから行きたかった(>_<) けど、成功だったみたいでよかった(((o(*゚▽゚*)o)))