沖ちづる、自信得た満員ワンマン「私、歌ってもいいんだ」

沖ちづるが1月18日に東京・渋谷7th FLOORにてワンマンライブを開催した。

この日は彼女が昨年9月に発表したミニアルバム「はなれてごらん」のリリースツアーの千秋楽。当日は昼夜2部制で行われ、昼公演はバンドセット、夜公演は弾き語りのステージが展開された。ここでは昼公演の模様をレポートする。

開演時間になると、白いワンピースにウエディングドレス風のベールを被った沖が日差しの差し込むフロア後方から登場。3名のホーン隊とバイオリニストを含むバンドメンバー7人が控える舞台へ上がり、「きみのうた」でライブをスタートさせた。彼女は「やっぱりこれ、取ってもいいですか」と頭に被ったベールを外してから、バンドメンバーとともにカントリーテイストの「土にさよなら」を披露した。

その後も新曲の「わるぐちなんて」や、母親との愛憎を歌った「母さんと私」、女性目線をコミカルかつ皮肉交じりに描いた「まいにち女の子」などを次々と歌い上げる。さらに2月25日リリースのシングル「光」の表題曲では、凛とした表情で熱のこもった歌声を聞かせ、フロアに緊張感を生み出した。

沖はMCで1年前のライブでは集客が振るわなかったことを回想しつつ、フロアいっぱいの観客を見渡して「私、歌ってもいいんだっていう自信になりました」と素直な思いを口にした。そしてその言葉を受けるように最後は「景色」を歌い上げ、ライブをドラマチックに締めくくった。

なお沖は3月に東名阪ワンマンツアー「1st Single『光』リリースツアー“わたしのこえ”」を開催する。