「Ready Set Go!!」でflumpool、WEAVER、NICOらが年越しコラボ

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A-Sketchが主催するカウントダウンイベント「Ready Set Go!! Count Down Live 2014→2015」が、2014年12月31日に大阪・大阪城ホールにて行われた。

「Ready Set Go!! Count Down Live 2014→2015」大阪・大阪城ホール公演の様子。(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

「Ready Set Go!! Count Down Live 2014→2015」大阪・大阪城ホール公演の様子。(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

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「Ready Set Go!!」はA-Sketchに所属するアーティストたちが競演するイベントで、3回目を迎える今回はflumpoolWEAVERNICO Touches the WallsLEGO BIG MORLTHE ORAL CIGARETTESフレデリックLAMP IN TERRENが6時間半にわたって熱演を披露した。

LAMP IN TERREN(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

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トップバッターを務めたのは、1月にA-Sketchからデビューが決定しているLAMP IN TERREN。前回の「Ready Set Go!!」ではオープニングアクトとして登場した彼らだが今回はメインアクトに起用され、MCでも松本大(Vo, G)が「ここで歌うの気持ちいいんですよ。ホントにありがとうございます」とうれしそうに語った。3人は広いホールに似合うスケールの大きいナンバーを披露し、ポテンシャルの高さを見せつける。特に最後にパフォーマンスされた「緑閃光」は、松本のエモーショナルな歌声と、骨太で包容力のあるバンドサウンドが総立ちのオーディエンスを惹き付けていた。

フレデリック(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

フレデリック(Photo by KAMIISAKA HAJIME)[拡大]

「大阪城ホールを心から踊れるダンスホールに変えに来ました!」という三原健司(Vo, G)の言葉からライブをスタートさせたのは、2番手のフレデリック。その言葉通り彼らは四つ打ちのリズムと奇天烈なギターフレーズが炸裂する「SPAM生活」から早速会場を揺らし、グルーヴィな「ディスコプール」、三原兄弟の絶妙なツインボーカルが聴きどころの「峠の幽霊」を続けてプレイ。MCでは三原康司(B, Cho)が笑顔で「このみんなで2015年を目指すんですよ。全力でいっぱいいっぱい楽しんで2015年を迎えましょう」と呼びかけ観客をひとつにまとめあげる。彼らがラストナンバーとして選んだのはキラーチューン「オドループ」。軽妙なリズムと中毒性の高いメロディがオーディエンスを高揚させ、「来年はもっとでっかくなって帰ってくるから、これからもよろしくお願いします」という挨拶をもってライブを締めくくった。

THE ORAL CIGARETTES(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

THE ORAL CIGARETTES(Photo by KAMIISAKA HAJIME)[拡大]

「mist...」からライブの口火を切ったTHE ORAL CIGARETTESは、「Mr.ファントム」「出会い街」といったアッパーチューンで構成したセットリストでエネルギッシュな一面を打ち出していく。山中拓也(Vo, G)は「すげえな、めっちゃ人おるな」と会場を見渡しながら、過去2回の「Ready Set Go!!」への出演をきっかけに徐々にリスナーを獲得していったことをしみじみ語り、「俺らNICO Touches the Walls、WEAVER、flumpoolに負けないライブしますから。尊敬する3バンドだからこそ追い抜きたいし、あなたたちの記憶に残りたい」と発言。そんな言葉を経て披露された「大魔王参上」は、普段以上に力強く響きわたった。

LEGO BIG MORL(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

LEGO BIG MORL(Photo by KAMIISAKA HAJIME)[拡大]

「Ready Set Go!!」初参加となるLEGO BIG MORLは、いきなり激しさ全開の「Wait?」を挨拶代わりにプレイ。トリッキーなバンドサウンドと、カナタタケヒロ(Vo, G)の伸びやかな歌声で“LEGO BIG MORLワールド”を大阪城ホール内に作り上げていく。その後も4人は最新アルバム「NEW WORLD」からのロックチューンを軸にしつつ、バンドの代表曲の1つであるバラード「Ray」で叙情的な一面を披露。タナカヒロキ(G)はMCで、広い会場でライブを行うことに懸念を抱いていたと語っていたが、バンドはそんな不安を払拭するような堂々としたステージを見せた。

WEAVER(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

WEAVER(Photo by KAMIISAKA HAJIME)[拡大]

イベントの後半戦の幕開けを飾ったWEAVERは、冒頭のインストゥルメンタルナンバーのセッションから、2014年で獲得した音楽的スキルをプレイに盛り込み、バンドの進化を随所で表現していく。「Shall we dance」「Shine」といったライブの定番曲も映えていたが特に観客を惹き付けたのは、flumpoolの名曲「花になれ」と、「ティンカーベル」のマッシュアップセッション。河邉徹(Dr, Cho)がメインボーカルをとったり、間奏でメンバーがピアノの連弾を披露したり、さらにflumpoolの阪井一生(G)とのコラボセッションを繰り広げたりと、“今”のWEAVERをしっかり観客にアピールしていた。

NICO Touches the Walls(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

NICO Touches the Walls(Photo by KAMIISAKA HAJIME)[拡大]

光村龍哉(Vo, G)の「いけますか、大阪?」という煽りから「手をたたけ」を高らかに鳴らしたNICO Touches the Walls。盛大なハンドクラップにあわせて朗らかなサウンドが奏でられ、場内の熱気が急上昇していく。さらに「ニワカ雨ニモ負ケズ」「ホログラム」「TOKYO Dreamer」とシングル曲が連発され、オーディエンスは4人の息の合ったアンサンブルから奏でられたさまざまな音世界を味わい尽くした。中盤では光村1人による「バイシクル」の弾き語りも披露され、シンプルなギターに乗せて情熱的な歌声が響く。ライブの定番曲「THE BUNGY」でひと盛り上がりしたあとは、光村の「また必ずこの場所で俺らと遊ぼうぜ!」という言葉を経て「天地ガエシ」へ。陽気なパーティチューンがNICOの2014年最後のステージを彩った。

flumpool(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

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flumpoolは阪井が歌舞伎の衣装に身を包み、「疲れちゃダメよ、ダメダメ!」とポーズを決めながら言い放つコミカルな演出からライブ本番へ。この日は阪井と山村隆太(Vo)の漫才のようなトークを挟みつつ、アップテンポな楽曲からバラードまで多彩なナンバーを披露していく。中盤では強烈なビートをフィーチャーしたトラックに乗せて、「花になれ」など自分たちの楽曲をメドレー形式でパフォーマンス。ハイボルテージなサウンドで客席の高揚感を煽った。なおラストナンバーは、flumpoolの決意表明とも言える「明日への賛歌」。曲の最後では4人の歌にあわせて大きなシンガロングが起き、優しい空気が会場を包み込んだ。

杉本雄治、山村隆太、光村龍哉による「ありがとう」のカバーセッションの様子。(Photo by KAMIISAKA HAJIME)

杉本雄治、山村隆太、光村龍哉による「ありがとう」のカバーセッションの様子。(Photo by KAMIISAKA HAJIME)[拡大]

flumpoolのライブが終わったあとは、山村が競演者たちを呼び込み、カウントダウンに向けて準備を進める。そして誰からともなく放たれた「いこうぜ! 2015年!」という叫びを経て2015年へ。リボンキャノンが発射され、華やかな演出とともに2015年の幕が上がった。「Happy New Year!」「あけましておめでとう」という挨拶が場内に飛び交う中で披露されたのは、ジョン・レノンの「Give Peace a Chance」。ピースフルなナンバーが爆音で奏でられ、それにあわせてアーティストとオーディエンスの合唱と手拍子が響きわたる。長時間にわたったイベントはこの1曲で終了するはずだったが、出演者が捌ける途中で光村が「今年、終わりが早くない?」とひと言。これをきっかけに光村、山村、杉本という「Ready Set Go!!」常連バンドのフロントマンによる弾き語りセッションがスタートした。3人が歌い出したのはライブのラストにぴったりな井上陽水奥田民生の「ありがとう」。ラフだが心のこもった3人のコラボレーションが、3回目の「Ready Set Go!!」を幸せなフィナーレへと導いた。

「Ready Set Go!! Count Down Live 2014→2015」
2014年12月31日 大阪城ホール セットリスト

LAMP IN TERREN

01. L-R
02. ランデヴー
03. 緑閃光

フレデリック

01. SPAM生活
02. ディスコプール
03. 峠の幽霊
04. オドループ

THE ORAL CIGARETTES

01. mist...
02. Mr.ファントム
03. 出会い街
04. STARGET
05. 大魔王参上

LEGO BIG MORL

01. Wait?
02. Hybrid
03. Ray
04. Spark in the end
05. バランス
06. RAINBOW

WEAVER

01. インスト
02. Shall we dance
03. こっちを向いてよ
04. 花になれ×ティンカーベル(Mashup ver.)
05. Free will
06. Shine
07. 新曲

NICO Touches the Walls

01. 手をたたけ
02. ニワカ雨ニモ負ケズ
03. ホログラム
04. TOKYO Dreamer
05. バイシクル
06. Mr.ECHO
07. THE BUNGY
08. 天地ガエシ

flumpool

01. Hello
02. two of us
03. Ready Set Go!! flumpoolスペシャルメドレー
04. ビリーバーズ・ハイ
05. 星に願いを
06. イイじゃない?
07. 明日への賛歌

COUNTDOWN SESSION

01. Give Peace a Chance(ジョン・レノンカバー)
02. ありがとう(井上陽水奥田民生カバー)

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