「第65回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが本日12月29日より東京・NHKホールで行われている。この記事では美輪明宏のコメントを紹介する。
まず当日歌唱する「愛の讃歌」への思い入れについて聞かれた美輪明宏は、終戦後に日本で紹介されたときからこの楽曲を歌っていることを振り返る。歌詞は原詞に忠実に美輪自身が翻訳したものであること、岩谷時子による訳詞で越路吹雪が歌唱したバージョンとは大きく内容が異なることを説明。連続テレビ小説「花子とアン」の中で、仲間由紀恵演じる嘉納蓮子と、中島歩演じる宮本龍一が駆け落ちするシーンで「愛の讃歌」が使われた際の反響については、「Twitterで大騒ぎになってましてびっくりしました。この挿入歌は私が45年くらい前に作ったもので、『上を向いて歩こう』を作曲した中村八大さんが編曲をなさって。そのときのレコードが使われたんです」と明かした。
また美輪は「今は一般の方がいろいろ決めてくださるんですね、“今年の『紅白』は『愛の讃歌』で決まり!”だなんて。面白い時代になりましたね」と視聴者からの反響についてコメント。そして岩谷時子による訳詞を朗読してみせ、「全文覚えてるんですよ」と話す。続けて「エディット・ピアフの原詞はもっと宇宙に広がるような内容で、地球人1人ひとりに愛があれば、戦争もいじめもなくなるし、過大な暴力もなくなるというのが根底にあるんです」と語ってから、ピアフ作詞の一節をフランス語で歌唱。さらに自身の訳詞を朗読してから「ピアフの気持ちとして、こういうメッセージとして伝えたほうがいいと思ったのでこの歌詞で歌ったんです」と述べた。
記者が「対戦相手が中島みゆきさんということですが」と質問を投げかけようとした際には、美輪は「対戦相手だなんて恐れ多い。勝手に皆さんがケンカさせようとしてるなんて意地が悪い。私はなんとも思ってませんし、中島みゆきさんの『わかれうた』なんてとってもいい歌で大好きですしね。人は人、私は私。地球上の人間も花も動物もみんな違いますでしょ、ポメラニアンもいれば秋田犬もいますし。薔薇と百合でどっちがいいかなんて愚問でしょ。それぞれのよさがあるわけです」と説いていた。
NHK総合 / NHKラジオ第1「第65回NHK紅白歌合戦」
2014年12月31日(水)19:15~23:45
※20:55~21:00に中断ニュースあり
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- 第65回NHK紅白歌合戦
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チャラン・ポ・ランタン STAFF @charanporantan
チャランポが唄ってる愛の讃歌は岩谷時子さん訳詞。
もう歌い始めて五年くらいになるそう。ももはんの日々の成長を感じられる曲。もちろんまだ拙いけど今の讃歌が新譜に吹き込まれているので聴いてみて下さいね。
美輪明宏「愛の讃歌」への思い語る http://t.co/qIMAasV96F