クリスマスが近いこともあり、両公演にはサンタクロースに扮したファンの姿も。普段のライブとは異なる華やかな空気がフロアに漂った。23日の公演は「I HATE YOUR POP STAR LIFE」からスタートし、あっという間に熱気が場内を満たしていく。人時(B)は序盤のMCで「この会場で黒夢として演奏するのは1998年から1999年にかけての年越しライブ以来。それを軽く超えられるようなライブにしたい」と意気込み、気合いの入ったプレイでオーディエンスを圧倒していった。また「Merry X'mas, I Love You」を披露する前に清春(Vo)は男性客の多さに言及して観客を笑わせ、フロアの空気を和ませる。そして彼はアコースティックギターを弾きながら同曲を歌い上げ、観客をうっとりと酔わせた。
約3時間半におよんだライブは「BEAMS」でクライマックスへ。今回のツアーでは「Like @ Angel」でライブを締めくくることの多かった黒夢だったが、この日はラストナンバーを変えることで新たな一面を観客に印象付けていた。
清春がTwitterで「二日目静かに演ろうかな」と発言し、観客の期待を高めていた24日の公演。会場の暗転とともに登場した清春と人時は「メリークリスマス」と挨拶をすると、アコースティックセットで「優しい悲劇」を披露した。さらにそのまま7曲続けてアコースティックセッションを繰り広げ、しっとりとしたムードを作り出した。また清春と人時は集まったファンへのプレゼントとして、ライブの途中で黒いサンタクロースのコスチュームに着替えてパフォーマンスを実施。この日限りの演出でオーディエンスを歓喜させ、清春は「クリスマスの日にライブに来るなんて最高じゃないですか。愛してます。メリークリスマス」と口にした。
なお23日公演で清春は、2月3日の東京・新木場STUDIO COAST、2月5日の大阪・なんばHatch、2月9日の愛知・Zepp Nagoyaで販売されるライブ会場限定シングルについても言及。収録曲について「すごく我々のこの今の状態っぽい感じ」「お守りみたいな感じ」と語ったほか、通常盤に加えパンフレット付きの限定盤が販売されることを明かした。
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