G-FREAK FACTORY「夢みたいだ」充実1年締めくくる“最後の悪あがき”

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G-FREAK FACTORYが12月21日に東京・渋谷CLUB QUATTROにて全国ツアー「G-FREAK FACTORY“fact”TOUR 2014」の最終公演を行った。

G-FREAK FACTORY(Photo by HayachiN)

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このツアーは彼らがミニアルバム「fact」を携えて7月から行っていたツアー。この日はGOOD4NOTHINGNUBOという新旧レーベルメートがゲストとして登場し、駆けつけたファンとともにG-FREAK FACTORYのツアーファイナルを祝福した。

GOOD4NOTHING(Photo by HayachiN)

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GOOD4NOTHINGは「G-FREAK FACTORY、お帰りー!」と叫び、「Maximize」「TO YESTERDAY」などキャッチーなナンバーを次々と投下していく。MCではU-tan(Vo, G)が「バンドマンにとってCDを出すっていうのは、子供を産むみたいなもので。そのお祝いに参加できるのはバンド冥利に尽きます」と喜びを口にした。さらに「来年もパンクロックを、ライブハウスを愛してください」と観客に語りかけると「BROKEN RADIO」「One Day I Just」をプレイして、会場の温度をさらに上昇させた。

NUBO(Photo by HayachiN)

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続くNUBOはストレートな日本語詞の「Such one」「咲く花」からライブをスタートさせ、会場を温かいムードで包む。tommy(Vo)はG-FREAK FACTORYについて「出会って8年。今日は大事な人たちのツアーファイナルなんだって!」と笑顔で語る。さらに自身がG-FREAK FACTORYを初めて観たのは18歳の時だったと言い「偶然だったんですが、あのときあのライブを観なければバンドを始めなかった。感謝しています」と思いの丈を打ち明けた。そして5人は「RESHINE」「Circle」といったナンバーを続け、ステージ後方に掲げられたG-FREAK FACTORYのフラッグを指差しステージをあとにした。

G-FREAK FACTORY(Photo by HayachiN)

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G-FREAK FACTORYの茂木洋晃(Vo)。(Photo by HayachiN)

G-FREAK FACTORYの茂木洋晃(Vo)。(Photo by HayachiN)[拡大]

G-FREAK FACTORYはゲストプレイヤーに鴨居哲也(Key)を招いた5人編成でライブを実施。バンドはジャムセッションから「sore-nari」「BREAK ADDICTION」などアグレッシブなナンバーを畳み掛けていく。前半にはモッシュやクラウドサーフで盛り上がるフロアを観て茂木洋晃(Vo)が「すげー景色だな、おい!」とうれしそうに口にした。「チャンダンの香るこの部屋から~第二章~」の間奏で茂木は「とても過酷だったけど、とても充実したいい旅になったよ」とツアーを振り返る。さらに曲後のMCでは2014年について「俺たちめちゃめちゃ走ったんだよ」「今年1年、俺らにとってビッグイヤーになりました。ほんの少しだけいい方向に変われた気がする」と言い、加えて「2015年、この親父たちはまだ進んでいこうと思ってるよ」と来年への意欲も見せた。

G-FREAK FACTORY「“fact”TOUR 2014」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(Photo by HayachiN)

G-FREAK FACTORY「“fact”TOUR 2014」東京・渋谷CLUB QUATTRO公演の様子。(Photo by HayachiN)[拡大]

G-FREAK FACTORY(Photo by HayachiN)

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彼らはその後も茂木の語りを交えながら、「FOUNDATION」「SUNNY ISLAND STORY」といったナンバーを丁寧に繰り出していく。家坂清太郎(Dr)は次々と変化するリズムを正確に操り、吉橋伸之(B)と原田季征(G)は体を大きく動かしながら感情的なプレイを見せた。「島生民」のイントロではダビーなサウンドに乗せ茂木が、来年終戦から70年を迎えることに言及。徐々に速くなっていく演奏にあわせ「自分たちの判断でどう過ごすか決めたらいいよ」「敵を間違えんな!」と思いをシャウトしていく。また曲の後半には「世の中にごまんとある、恋や愛を歌ったラブソングもいいけれど、例えばこんなラブソングはどうだい?」とファンに語りかける。さらに床にマイクを置くと、肉声で「真っ暗で真っ黒で、不器用で愛とか恋とかそんな上手にやれないから、こうやって精一杯愛を伝えている。本当のやつに、本当のことが伝わればいい」と続け、床を叩くなど体全体で思いを熱弁。最後に「音楽じゃ世界は変わんねえ。だけど今日ここで勇気を出したら何かが変わる」「必ず20年後もここに立ってやるから。それが地方出身者の愛のあるバンドだ!」と宣言すると、それまでじっと茂木の言葉に聴き入っていたファンから、惜しみない拍手と歓声が送られた。そして一息おくと茂木は「今日は本当にありがとう。夢みたいだ」とこぼし、バンドは最後に「EVEN」をドロップ。メロディアスなナンバーに合わせて観客からは盛大なシンガロングが発生し、会場には和やかな雰囲気が漂った。

アンコールでは茂木が、バンドにとってこの日が2014年最後のライブであることを明かし、「今日は本当に素敵なライブ納めになった。最後に悪あがきができました!」と笑顔で言う。そして5人は再び演奏へ。「隠り唄」では楽器隊のソロパートを交互に回し、軽快な「ONE WAY ROCK TRAIN」では茂木がライオンの被り物をかぶって登場したり「ヘイ!」という掛け声で会場を再び盛り上げ、約5カ月におよんだ「“fact”TOUR 2014」の幕を下ろした。

なおG-FREAK FACTORYはライブイベント「MAD SOUL CONNECTION vol.21~G-FREAK FACTORY“fact”TOUR FINAL ENCORE 2MAN SHOW~」を1月31日に群馬・高崎club FLEEZにて開催する。

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G-FREAK FACTORY「“fact”TOUR 2014」
2014年12月21日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト

01. 45ROOTS
02. sore-nari
03. Unscramble
04. Dirty Hearty Party
05. BREAK ADDICTION
06. アシアトカゼノオト
07. 日はまだ高く
08. SOUL CONNECTION
09. チャンダンの香るこの部屋から~第二章~
10. Change The Driver
11. FOUNDATION
12. SUNNY ISLAND STORY
13. 島生民
14. EVEN
<アンコール>
15. 隠り唄(コモリウタ)
16. ONE WAY ROCK TRAIN

MAD SOUL CONNECTION vol.21~G-FREAK FACTORY“fact”TOUR FINAL ENCORE 2MAN SHOW~

2015年1月31日(土)群馬県 高崎club FLEEZ
<出演者>
G-FREAK FACTORY / HAWAIIAN6

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七味唐辛子(宝缶チューハイの人) @BFB2nd

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