異色の組み合わせとなった今回の公演。先攻を務めたでんぱ組.incは、Las Vegasとのツーマンということでバックバンドに“でんでんバンド”を迎えてパフォーマンスを行った。オープニングからフルスロットルのテンションで「ちゅるりちゅるりら」を歌い踊ると、ファンの持つカラフルなサイリウムがフロアを彩る。夢眠ねむが「でんぱ組.incもバンドで来ちゃいましたー!」とアピールし、最上もがが「ジャンルなんて関係なく、今日は1日楽しんでいくぞー!」と煽るなど気合いのほどをうかがわせたでんぱ組。ライブの中盤には最上がLas Vegasのファンであることに触れ、「Las Vegasさんとやれると思ってなかったんですっごいうれしいです!」と思いを語る一幕も見られた。
その後、夢眠の「テンション上げたものの、でんぱ組.incで大丈夫かなあ」という発言をきっかけにネガティブワード連発の小芝居コーナーに移り、6人はさまざまな不安を口走る。そこで突然、成瀬瑛美が「ぴゃー! みんながいるし、仲間だもん!」と笑顔で叫び、元気を取り戻したメンバーは「でんでんぱっしょん」を投下。そして勢いを保ったままラストに「でんぱーりーナイト」を歌って、Las Vegasへとバトンをわたした。
Las Vegasはオープニングからレーザーを多用したきらびやかな演出と重厚なサウンドで観客の心をわしづかみにしていく。ライブは「Are You Ready to Blast Off?」からスタートし、最新アルバム「PHASE 2」の収録曲を中心としたセットリストが展開された。So(Vo)が観客に詰め寄ってシャウトし、Minami(Vo, Key)がステージを所狭しと駆け回るなど、メンバーは激しいアクションで会場の熱気を高めていく。Sxun(G)は「さっきでんぱ組.incさんのときにみんなが振ってた光る棒はなくなっちゃったんですか? せっかく今日こうやってこの組み合わせでやってるわけやから、そういうのありやと思うで!」と彼らのライブではあまり使われる機会のないサイリウムについて言及。さらに「俺らと全員で今日しかできない最高の1日作ろうぜ! タオルでも光り物でもなんでも振ってください!」と観客を煽ってから「Swing It!!」へ。ここではSxunの言葉を受けたでんぱ組ファンがサイリウムを激しく振り、Las Vegasファンがタオルを振り回すという光景が広がった。
ライブの中盤にLas Vegasは1月7日にシングルリリースする新曲「Let Me Hear」を披露。その後「Just Awake」「Chase the Light!」といった楽曲で観客のテンションがさらに高まり、フロアは狂騒のるつぼと化していく。熱気の高まる終盤、Sxunが「俺らと全員で! 全員で最高のクライマックスにしようぜ!」と高らかに叫んでから、「Virtue and Vice」「Stay as Who You Are」を連発。すべての演奏を終えたあと、「すっげー楽しかった! また一緒に遊ぼうな!」とSoが叫んで、ライブは大興奮のままに幕引きとなった。
なおLas Vegasとでんぱ組は12月13日に福岡・Zepp Fukuokaでもツーマンライブを行う。
"PHASE 2" Release Tour Final Series(※終了分は割愛)
2014年12月10日(水)愛知県 Zepp Nagoya
<出演者>
2014年12月13日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
<出演者>
Fear, and Loathing in Las Vegas /
"PHASE 2" Release Tour Final Series -TOUR FINAL-
2014年12月19日(金)大阪府(会場未発表)
※ワンマンライブ
Fear, and Loathing in Las VegasのTV・ラジオ出演情報
Fear, and Loathing in Las Vegasのリリース情報
関連商品
リンク
- Fear, and Loathing in Las Vegas
- でんぱ組.inc公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
デューク森田@ゴリラレーシング @229msms
Las Vegas×でんぱ組、熱気渦巻いた異色競演 - 音楽ナタリー http://t.co/W0dYb7E8hk