GLAY通算777回目のライブ大成功、東京ドームに向けて邁進

GLAYがデビュー20周年記念アリーナツアー「GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt」の埼玉公演を、12月6日と7日にさいたまスーパーアリーナにて2日間にわたって開催。この記事では7日公演の模様をレポートする。

公演ごとにセットリストを変え、来場するオーディエンスに毎回一夜限りのGLAY流のロックショーを披露している彼ら。埼玉公演でも全国から集まった大勢のファンを前に、最新アルバム「MUSIC LIFE」の収録曲や懐かしいナンバーを、さまざまな演出を取り入れながらパフォーマンスした。またツアー中もっとも大きな会場となった埼玉公演では、ステージの後方にも客席を設け全方位からライブが楽しめるスタイルに。「緊張する」と口にしていたメンバーだがそんな演出をも堪能しているようで、ライブ中もMC中も後ろを見守る観客としっかりコミュニケーションを重ねていた。

11月29日に行われた静岡・エコパアリーナ公演ですでに万全の状態の4人だったが、公演を重ねるごとに調子が上がっている様子。MCでは存分にリラックスし、演奏中は楽曲の世界に入り込み熱いセッションを重ねる。花道にも何度も足を運び、広い会場を巻き込んでいくようなプレイを繰り広げていった。なお序盤のMCでTERU（Vo）が「今日は『MUSIC LIFE』の曲を中心にやるんですが、今回JIROはコーラスがんばってますよね」とJIROに視線を送ると、JIRO（B）は「これからだけどな。プレッシャーかけるな！」と照れくさそうに返す。さらに追い打ちをかけるようにTERUが「JIROの美声にも期待して！」と煽ると、JIROはお茶で喉を潤しつつ「緊張するんだから！ はよ次行け！」と笑いながら叫ぶなど、和やかなやり取りも繰り広げられた。

また、デビュー後通算777回目のライブとなったこの日。アンコールではサポートメンバーの永井利光（Dr）と永井誠一郎（Key, Sax）が「1000回、2000回目指してサポートしていきますんで」「アラフィフがアラフォーの4人をサポートしていきます！」とお祝いの言葉を述べる。また前日のライブで、5月30日と31日に東京・東京ドーム公演を行うことを発表したことを受けて、JIROは「ドームが発表になりまして。俺の衣装もすでに決まったようです。ひさびさに俺っぽくないファッションで攻めようかな」と期待を煽ったほか、「今年お別れの方、来年また会いましょう」と年末らしい挨拶をする。HISASHI（G）は「ここだけの話……さいたまスーパーアリーナは動きます。トランスフォームします」「俺がさいたまスーパーアリーナの社長だったらさいたまスーパーアリーナロボ作るね！」とユニークなトークで観客を楽しませ、TAKURO（G）も来年の東京ドーム公演について言及しファンへの感謝の思いを述べる。そしてTERUは、前日のライブで上映された告知映像に自らのナレーションを付け、改めて10年ぶりとなる東京ドーム公演の決定を発表。「東京ドームで会いましょう！」と高らかに叫んだ。

なお「GLAY ARENA TOUR 2014-2015 Miracle Music Hunt」は、2月22日の宮城・セキスイハイムスーパーアリーナまで残り13公演が行われる。