LEGO BIG MORLひさびさの全国行脚に感慨「あなたたちのツアーでした」

LEGO BIG MORLが全国ツアー「LEGO BIG MORL TOUR 2014『YOU t OUR』」の東京公演を、12月6日にTSUTAYA O-EASTにて開催した。

アルバム「NEW WORLD」のリリースを挟んで、10月は対バン形式、11月からはワンマン形式で合計18公演を実施してきた今回のツアー。台風の影響により延期された神戸公演の振替が控えているが、東京公演は当初予定されていたツアーファイナルとあって、メンバー4人の気合いの入った熱演が光っていた。

ライブ本編では「NEW WORLD」の収録曲を中心に、1stシングル「Ray」など旧曲も演奏。アンコールでは、東京公演に間に合うよう作ったという初披露の新曲と、ツアーの各公演で披露してきた開放的なロックチューンの新曲も送った。カナタタケヒロ（Vo, G）は冒頭から「渋谷ー!!」「跳べるか!?」とオーディエンスを煽り、ときに繊細に、ときにダイナミックに曲の持つメッセージをボーカルで表現。加えて、アグレッシブな動きで場内全体を盛り上げるタナカヒロキ（G）、クールな佇まいで冷静にバンドを締めるリーダーのヤマモトシンタロウ（B）、しっかりとしたリズムキープでサウンドを支えるアサカワヒロ（Dr）が一体となってステージを構築していった。

メンバーを代表してタナカは、約3年ぶりのオリジナルアルバム「NEW WORLD」と今回のツアーについて「3年もお待たせしてアルバムできまして、4年ぶりに全国細かいところまで回れて、地方で『4年間待ってました』という声をもらったとき、本当に『NEW WORLD』を作ってよかったなって思いました。正直、全部ソールドしてるわけでもないし、今日もたぶんそうやろ？ それでもここにいる人たちは『NEW WORLD』とこのツアーに気付いてくれて、共鳴してくれて、本当に誇りに思います。センスいいですね（笑）」とコメント。フィナーレでは「『YOU t OUR』というぐらいだから、あなたたちのツアーでした。ありがとう！」と呼びかけて拍手喝采を浴びた。

なお彼らは、12月23日に兵庫・MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎にて対バンゲストにBLUE ENCOUNTを迎えて振替公演を開催。またステージでは、来年春にツーマン形式の自主企画イベント「Thanks Giving」を東京と大阪で開催することも告知した。