THE BAWDIES×SiM×SHISHAMOの異色競演

11月26日に東京・新宿LOFTで「スペースシャワー列伝」100巻記念公演シリーズのセミファイナルとなる「123巻 縁深力の宴」が開催された。

この日登場したのはTHE BAWDIES、SiM、SHISHAMOという組み合わせの3組。トップバッターを務めたSiMは序盤に「KiLLiNG ME」「Faster Than The Clock」を連発してアクセル全開のステージを展開していく。MAH（Vo）は「俺らは今ツアー中で時間がないんです。でも普段僕らの特番を組んでくれたり、『SWEET LOVE SHOWER』に出させてもらったり、お世話になっているスペシャに恩を仇で返すわけにはいかないと思って強行スケジュールで出させてもらいました」とこの日にかける意気込みを吐露。続けてレゲエパンクにエレポップやEDMの要素を加えた新曲「GUNSHOTS」を届け、勢いを保ったまま「Amy」「Blah Blah Blah」といった代表曲も投下してこの日のイベントの口火を切った。

続くSHISHAMOは10月にリリースした「量産型彼氏」でライブをスタートさせ、10代女子らしい純情な恋心や殺伐とした棘が入り混じる感情などを込めたロックチューンを次々に披露していく。途中、新メンバーの松岡彩（B）が18歳であることに話題がおよぶと、会場からは驚きの声と「カワイイー！」という歓声が同時に上がった。その後も「君と夏フェス」「恋する」など透明感のあるギターロックで観客を楽しませた。

ラストに登場したのはTHE BAWDIES。ライブが始まるとすぐにJIM（G, Cho）はステージ前方に乗り出して客を煽る。アグレッシブに幕を開けた彼らのステージでは初披露となった新曲「CHERRY MASH」や、「LEMONADE」というラブソングを届けたほか、キレのあるギターサウンドとパワフルなビートの楽曲で最後までフロアを熱狂させた。

なお本日11月28日の新宿LOFTでは、「スペースシャワー列伝」100巻記念公演シリーズのラストを飾る「124巻 みんなの宴」が開催される。この公演は入場無料となっているほか、スペシャアプリでの配信も予定されている。