ライブイベント「seedleSs&range PARTY 『go! Band Go!』」の東京公演が11月2日に東京・TSUTAYA O-EASTとTSUTAYA O-WESTの2会場にて開催された。
このイベントはアパレルブランド「seedleSs」と「range」主催によるもの。東京、大阪、愛知の3公演が実施され、東京公演では
各会場にはバンドが5組ずつ登場し、集まった観客は2会場を自由に往来しイベントを堪能した。最初にO-WESTに登場したのはNUBO。彼らは「Such one」「Colored」といった自身の楽曲で会場を盛り上げたほか「今日しかできないことをやろう」と言い、MINOR LEAGUEの柴田匠(Vo)と大工原亨(Vo)を呼び込む。7人でMINOR LEAGUEの「青い空」を披露し、イベントのスタートを飾った。一方O-EASTのトップバッターを務めたdustboxのアクトでも、ライブを観ていたAndrew(FUCK YOU HEROES、FULLSCRATCH、BBQ CHICKENS、RISE)が「Riot」の曲中に袖から飛び出してシャウトに参加したり、「Neo Chavez 400」で10-FEETのNAOKI(B, Vo)がベースを弾いたりとこの日ならではのコラボが次々と展開された。さらにSUNSET BUSのライブでは、HOTSQUALLのアカマトシノリ(Vo, B)がSUNSET BUSメンバーとともにユニークな振り付けを披露しオーディエンスを楽しませた。
その後も各バンドによる熱いパフォーマンスが続く。四星球が揃いの振り付けやコントのような小道具などで観客をバンドのペースに巻き込んだかと思えば、MINOR LEAGUEは一転、重厚なサウンドの楽曲を投下しオーディエンスを焚きつける。またMINOR LEAGUEのライブの途中にはサプライズで長島啓介(G)の結婚を祝福する一幕も。舞台上に出演者が勢ぞろいし、全員で長島夫妻の門出を祝福した。
10-FEETのライブが始まるとO-EASTには2階席までぎっしりキッズが集結。大勢の観客の前でTAKUMA(Vo, G)はステージ前方まで進んだかと思えば、中央で正座したりあぐらをかいたりと自由なステージングを見せた。また曲間ではTAKUMAがギターをかき鳴らしながら、「seedleSs」と「range」との出会いを語る。バンドはラストナンバー「goes on」でファンを熱狂させステージをあとにした。O-WESTのトリを飾ったG-FREAK FACTORYはキーボードを入れた編成でプレイ。「日はまだ高く」ではコール&レスポンスを織り交ぜオーディエンスを踊らせ、「島生民」では茂木洋晃(Vo)の説得力のあるポエトリーリーディングで観客の心をつかむ。本編終了後5人はアンコールに応えて「風」を届け、O-WESTのステージを締めくくった。
最後にO-EASTのステージに登場したのは、2013年4月に解散した花団。ひさしぶりのライブだという彼らは次々にユーモアあふれる楽曲を繰り出していく。そして塚原一繁(Vo)が最後の曲を演奏しようとMCを始めたところへ、四星球が乱入。驚く塚原を横目に彼らは自身の楽曲「Mr.Cosmo」をプレイし会場を盛り上げた。さらにdustboxが「Try My Luck」を、10-FEETがHi-STANDARDの「STAY GOLD」のカバーをドロップするなど豪華な展開に。そのまま舞台上では主催者とそのほかの出演バンドメンバーで花団の“解散詐欺疑惑”について討論が交わされる。楽屋のような和やかな雰囲気が漂い始めたところに、尾崎豊になりきった花団の森真悟(G)が姿を現し、観客とともに尾崎の「15の夜」を熱唱。異様な一体感の中、「seedleSs」と「range」への愛にあふれた「go! Band Go!」はイベントの幕を閉じた。
※記事初出時、一部写真のキャプションに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
リンク
- seedleSs & range party 2014
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音楽ナタリー @natalie_mu
飛び入りコラボも!渋谷「seedleSs&range PARTY」閉幕 http://t.co/ltLmUyz2zR http://t.co/e7CCSdkGX6