11月3日に神奈川・横浜アリーナにて「エビ中のおもちゃビッグガレージ」1回目公演を大成功のうちに終了させたエビ中。神戸公演でも横浜公演と同じく「巨大な倉庫に保管されている様々なおもちゃ箱」をテーマに約3時間にわたるライブを繰り広げ、会場に集まった大勢のエビ中ファミリー(エビ中ファンの総称)を熱狂させた。
オープニングムービー上映ののち、8体のおもちゃに扮したエビ中メンバーはベルトコンベアに乗って登場。彼女たちは「ハイタテキ!」でパフォーマンスを開始し、カラフルなレーザーが荒々しさを演出した「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」、メンバーがステージを所狭しと駆けまわった「Go!Go! Here We Go! ロック・リー」など4曲を連続で届けた。
最初のMCではそれぞれが演じるおもちゃを説明しながら自己紹介。安本彩花は松野莉奈に背中のネジを巻いてもらい「僕はブリキのペンギンだよ」と片言でしゃべってから、いつもの調子で客席と掛け合いを行った。その後、松野はG.I.ジョー、柏木ひなたは“くるみが割れない”くるみ割り人形、中山莉子はカウガール人形、星名美怜はスライム、廣田あいかは“みんなの2倍愛をキャッチする”輪投げ、小林歌穂はテディベア、真山りかはフランス人形と、各自が扮したおもちゃを紹介。そして「ハイタテキ!」のカップリング曲「I can't stop the loneliness」でライブを再開させた。
「バタフライエフェクト」のパフォーマンスが終わると、星名、柏木、廣田、小林の4名によるフリートークコーナーへ。ここでは星名と小林からなる“日本エビキテル連合”がネタを披露。「美怜ちゃん、ちょっとだけでいいからさ、どこかいかない?」「ダメよ~ダメダメ」というどこかで聞いたことのあるようなやりとりのあと、「有明コロシアムに来ないと……」「ダメよ~ダメダメー!」と12月に実施するクリスマス公演を宣伝し、会場中を笑いの渦へと巻き込んだ。
エビ中ファミリーお待ちかねのソロコーナーのトップバッターは中山。彼女は「ハイタテキ!」のカップリング曲「チュパカブラ」を手がけたバクバクドキンのYUIが作詞、U-re:xが作曲およびアレンジを担当した「ペコペコリーヌ」を、華麗なバトントワリングを披露しながら元気いっぱいにパフォーマンスした。2番手の松野は「できるかな」の歌詞内容にちなみ、ウエディングドレス姿で同曲を歌唱。続く安本は巨大なブロックの中から出現し、「またあえるかな」を伸びやかに歌い上げた。ソロコーナーのトリを務めた真山は11月26日にリリースするソロデビューシングルの表題曲「Liar Mask」を初披露。クルクルと表情を変えながら持ち前のパワフルな歌声を届けた。
横浜公演と同様に上映された“およそ7分間”の休憩VTRでは柏木の体内時計で時間をカウント。8分を少し過ぎた頃、映像の中の柏木が笑顔でスイッチを押すと神戸ワールド記念ホールの前方で爆発が起こり、それを合図に8人は揃いの衣装に着替えてステージに再登場した。
エビ中は次々と楽曲をパフォーマンスしていき、「U.B.U.」を歌い終えると、機関車をモチーフにしたトロッコに乗り込んでサインボールやプレゼントを投げ込みながらアリーナをぐるりと一周した。道中では特設ステージに降り立ち「ラブリースマイリーベイビー」と「Lon de Don」を歌う場面も。トロッコでの“パレード”を終え、メインステージにたどり着いたエビ中は小林と中山の寸劇から「仮契約のシンデレラ」を披露。そのまま「フレ!フレ!サイリウム」、「幸せの貼り紙はいつも背中に」と畳み掛けて本編を終了させた。
その後アンコールでメンバーが登場するも、会場の明かりが点かずどよめきが起こる。柏木が「これから披露するのは私たちの2ndアルバムから披露させていただく曲です。あ、そんな話聞いてない? まあ無理もござらんなあ。年を越したら『中人』に続き、2ndアルバムを出させていただくことになりました」と突然2ndアルバムの発売を予告すると、後方のビジョンに発売日とアルバムタイトルの「金八」という力強い筆文字が映し出された。大歓声の中エビ中は「大漁恵比寿節」を披露してから、最後の力を振り絞るように「大人はわかってくれない」を絶唱。さらにもう1曲「手をつなごう」をエビ中ファミリーへ贈り、全27曲のパフォーマンスを終えた。
初めての“大学芸会”を終えた小林と中山に安本が話題を振り、2人はこの日の感想を述べることに。中山は「前まではみんなについていくことで精一杯だったけど、今は私もメンバーの一員として1つひとつの大学芸会を大切にして、最高のパフォーマンスで皆さんに恩返しができたらいいなって思います。最強の8人でこうやってステージに立てることがとてもうれしいです」と涙する。泣きじゃくりながらも「こんなにたくさんの人に支えられて、私はエビ中に入れて本当に本当に幸せです! これからもがんばります! エイエイオー!」と宣言すると会場中から温かい拍手が送られた。小林も「いつも助けられてばっかりなので、私もいつかみんなを支えられるように自分なりに精一杯がんばりたいと思います。これからもファミリーの皆さんに“幸せの貼り紙”を貼りまくりたいと思ってます!」と泣きながら語る。そして小林が中山の元へと歩み寄ると、2人は「あたし達まだまだ成長中!」と「頑張ってる途中」の一節を叫び、残りの6人も「そう、頑張ってる途中ー!」と声を揃えた。
2人が語るエビ中への愛に涙を浮かべた星名は「カホリコがいなかったらエビ中は今存在してないんじゃないかと思うくらい2人は本当に大切な存在で。私たちが最強の8人って誰からでも言われるようにがんばっていきたいと思います!」と宣言。去り際に安本が言った「私たちにとってエビ中ファミリーは宝物!」という言葉をもって、2公演にわたる「私立恵比寿中学 東西大学芸会2014『エビ中のおもちゃビッグガレージ』」は感動のフィナーレを迎えた。
エビ中は12月19日、21日に東京・有明コロシアムにて行われるクリスマスライブを開催。チケットは11月29日に各プレイガイドにて発売される。
私立恵比寿中学 東西大学芸会2014「エビ中のおもちゃビッグガレージ」
2014年11月8日 神戸ワールド記念ホール セットリスト
01. ハイタテキ!
02. えびぞりダイアモンド!!
03. 放課後ゲタ箱ロッケンロールMX
04. Go!Go! Here We Go! ロック・リー
05. I can't stop the loneliness
06. 梅
07. 未確認中学生X
08. バタフライエフェクト
09. ペコペコリーヌ / 中山莉子(※初披露)
[作詞:YUI(バクバクドキン) / 作曲・編曲:U-re:x]
10. できるかな / 松野莉奈
[作詞・作曲・編曲:大内正徳]
11. またあえるかな / 安本彩花
[作詞・作曲・編曲:菊池真太郎]
12. Liar Mask / 真山りか(※初披露)
[作詞・作曲:Tomo. × 大塚剛毅 / 編曲:Tomo. × 大塚剛毅、秋月須清]
13. 踊るガリ勉中学生
14. スターダストライト
15. アンコールの恋
16. U.B.U.
17. I'm your MANAGER!!!
18. ebiture~ラブリースマイリーベイビー
19. Lon de Don
20. 涙は似合わない
21. 仮契約のシンデレラ
22. フレ!フレ!サイリウム
23. 幸せの貼り紙はいつも背中に
<アンコール>
24. 大漁恵比寿節
25. あたしきっと無限ルーパー
26. 大人はわかってくれない
27. 手をつなごう
私立恵比寿中学 クリスマス公演
エビ中 真冬の北半キュリスマス
2014年12月19日(金)東京都 有明コロシアム
OPEN 17:30 / START 18:30
エビ中 真冬の南半キュリスマス
2014年12月21日(日)東京都 有明コロシアム
OPEN 16:00 / START 17:00
料金:指定席 / 着席指定席 6800円
一般発売:2014年11月29日(土)
FC先行:2014年11月3日(月・祝)22:00~11月9日(日)23:59
※記事初出時、セットリストの記述に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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