マッキー＋大知＋翔太、K＋JUJUがオーチャードホールで歌声共演

昨日11月6日、東京・BunkamuraオーチャードホールにてJ-WAVEが主催するライブイベント「J-WAVE LIVE～AUTUMN」が開催され、K、清水翔太、JUJU、槇原敬之、三浦大知が出演した。

「J-WAVE LIVE～AUTUMN」は2008年に始まり、これで7回目となる秋のJ-WAVE恒例イベントで、今年はJ-WAVEがオススメするシンガー5組が揃い踏み。音楽監督は例年通り羽毛田丈史が務め、彼率いるスペシャルバンドが全曲の演奏を支えた。

トップバッターは、同イベント4回目の常連と言える三浦大知。彼は冒頭から「Your Love」「Anchor」とオリジナル曲を送り、伸びやかな歌声で会場を温める。そして「『J-WAVE LIVE』は今日しか観れないコラボがたくさんあります。僕もここで1回目のコラボを……」と切り出し、ゲストにKを呼び込んで、2人でBackstreet Boysのヒット曲「Shape of my Heart」を歌唱。テクニカルに主旋律とハモリを交代しつつ、エモーショナルに響き渡る2人の歌声に多くの観客が酔いしれた。

大知が去り、次はKの出番に。おしゃべり好きなKはこの日も饒舌っぷりを発揮。ライブではグルーヴィな「Music In My Life」でバンドメンバーそれぞれのソロプレイを引き出し、ピアノに座って最新シングル「Brand New Day」も披露。3曲目は「この方といつかステージに立てたらと、デビューしたときから思っていました。素晴らしい声の持ち主です」と、敬愛するJUJUとの共演が実現し、Kのリクエスト曲だというジョージ・ベンソンの「This Masquerade」をムーディに歌い上げた。

JUJUはソロアクトに入ると、バンドマスターとしてピアノを弾いている羽毛田について「ずっとご一緒したかった方」と説明。これを踏まえて、アルバム「DOOR」の収録曲で羽毛田の参加が初めて叶った「春雪」を歌い、しっとりとした雰囲気はそのままに最新シングル「ラストシーン」、12月3日発売のカバーアルバム「Request II」より松任谷由実「ANNIVERSARY」を情感たっぷりに送った。

このあとバンドのみで、羽毛田が音楽を担当しているドラマ「ごめんね青春！」より羽毛田が作曲した恋の予感を表す劇中歌と、タンゴの名曲「リベルタンゴ」を演奏。後半は黄色い歓声に包まれて清水翔太が現れ、スローなラブソング「『アイシテル』」と新曲「SNOW SMILE」を披露する。翔太は次のコラボに緊張を隠せない様子で、「一生忘れられないぐらいの日になると思ってます。本当にうれしくて、すごくすごく大好きで尊敬してる方が、自分の曲を一緒に歌ってくださると……」と恐縮しながら槇原敬之を紹介。笑顔の槇原は「僕がフツーにファンで！ すごく好きな歌なんです」と返し、別れた人を思うセンチメンタルなナンバー「君が暮らす街」で声を重ねた。

さらにここへ大知も加わり、槇原＋翔太＋大知というプレミアムな共演に客席も沸き立つ。コラボ曲は槇原の「ANSWER」で、本人は「この2人が歌うと、今っぽくなる（笑）」と聴きどころを解説していた。槇原はその後「この人の声はズルい。この人と歌えるのは僕にとっても、とても幸せなことです」というKとも共演。トリビュートアルバム「We Love Mackey」でKがカバーした「僕が一番欲しかったもの」を、観客のハンドクラップを煽って2人で歌った。

アンコールではこの日の出演者が全員ステージに上がり、J-WAVEがリクエストした槇原の「NO.1」を合唱。観客のみならずアーティストたちの“夢”をも叶えた一夜は、ハートフルなムードで締めくくられた。なお、このイベントの模様は11月24日（月）22:00から90分にわたってJ-WAVEにてオンエアされる。