REDLINE名古屋、満員のZeppで異種格闘戦

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本日10月29日に愛知・Zepp Nagoyaにてライブイベント「REDLINE ZEPP TOUR 2014」の愛知公演が行われた。

クリープハイプ(Photo by kohei suzuki)

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Northern19(Photo by kohei suzuki)

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チケットがソールドアウトとなった本日の公演。満員の熱気にあふれた会場で、クリープハイプKANA-BOONtricotNorthern19の4組が熱演を繰り広げた。トップバッターを務めたのはNorthern19。彼らは1曲目からキラーチューン「STAY YOUTH FOREVER」を投下し、一気に会場をヒートアップさせる。続く「SMILE FOR PEACE」では笠原健太郎(Vo, G)が井村知治(Vo, B)のマイクに近付き、2人で声を合わせて歌唱する場面も観られた。3曲が終わったところで笠原は「いい感じ!」とうれしそうにファンに話しかける。バンドは馬場豊心(Dr)の繰り出すパワフルなドラムに乗せ、さらにパンキッシュなナンバーを畳み掛けていった。笠原は両手を大きく広げたり、ジャンプしたりと豪快にステージを動き回り、井村とのツインボーカルでドラマチックなメロディを届けていく。「TONIGHT, TONIGHT」では笠原のしっとりとした弾き語りで観客を心を掴み、一気に「NEVER ENDING STORY」へ。そして3人で顔を合わせて息を整え、ツービートの「GO」で会場の温度をさらに上昇させた。

tricot(Photo by kohei suzuki)

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tricotはドラムのカウントから一斉に音を鳴らし「おやすみ」でライブをスタートさせる。リズム隊の操る変拍子に乗せ、中嶋イッキュウ(Vo, G)による個性的な歌唱で一気に会場をtricotのムードに巻き込む。キダモティフォ(G, Cho)は高く足を蹴り上げ、ヒロミ・ヒロヒロ(B, Cho)は長い髪の毛を乱すようにアグレッシブにプレイ。「アナメイン」ではキダが「これが今日出てるバンドの中で一番カッコいいギターリフじゃー!」と叫び、ギターをかき鳴らした。「爆裂パニエさん」でファンを踊らせたあと、中嶋イッキュウが「最初に『REDLINE』に呼んでもらったときは下北沢SHELTERで、今日はその10倍くらいのところでやらせてもらって」と話し始める。加えて「せっかく10倍になったんで、熱量も10倍にしてもいいですか? Zepp Nagoya全員かかってこいやー!」と煽りラストナンバー「99.974℃」を投下。3人は思い思いに動き回り、感情的な演奏を繰り広げた。

KANA-BOON(Photo by kohei suzuki)

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KANA-BOONは「1、2、3、4!」という掛け声から「1.2. step to you」を投下。観客はさっそく手を挙げ、ジャンプで会場を揺らす。続けてバンドは「フルドライブ」「ウォーリーヒーロー」と高速の四つ打ちサウンドを繰り出しさらにファンを踊らせた。MCでは飯田祐馬(B)が突然「こんなところでなんなんだけど、占い師になりたいねん」とつぶやき場内を和ませる。バンドはその後も、小泉貴裕(Dr)と飯田による骨太なリズムと、谷口鮪(Vo, G)の歌う早口な歌詞、メロディアスな古賀隼斗(G)のギターでファンを魅了していく。「ないものねだり」ではコール&レスポンスを織り交ぜ、会場の一体感をさらなるものにした。また谷口が満員のフロアを見渡し「最近はバンドが増えて、お客さんも増えて、いい未来が待ってるんじゃないかな」と語る場面も。そしてバンドが最後に披露したのは新曲「シルエット」。4人はさらに大きく体を動かし、スケール感ある楽曲を届けた。

クリープハイプ(Photo by kohei suzuki)

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最後に登場したのはクリープハイプ。尾崎世界観(Vo, G)は「よろしくお願いします」とささやき、「あのー……『REDLINE』って言ってるけど赤じゃないんですよ、今は」と続けるとバンドは1曲目「オレンジ」をドロップする。長谷川カオナシ(B)と小泉拓(Dr)の安定感ある演奏に乗せ、小川幸慈(G)の叙情的なギター、尾崎の危うげなボーカルが場内いっぱいに広がった。バンドは中盤には長谷川がメインボーカルを取る「かえるの唄」やミディアムテンポのナンバー「二十九、三十」を織り交ぜ、緩急のあるセットリストを展開。さらに11月5日発売の「百八円の恋」、12月3日にリリースされるニューアルバム「一つになれないなら、せめて二つだけでいよう」の収録曲「社会の窓と同じ構成」といった新曲も立て続けに披露し、名古屋のファンを喜ばせる。ラストナンバー「HE IS MINE」では満員の観客による「セックスしよう」コールが響き渡り、ドラマチックな40分を終えた。アンコールでは「名古屋のみんなに聴いてほしくて……」と尾崎が話し、ニューアルバムから「2LDK」をプレイ。力強いロックチューンを名古屋のファンに送り、「REDLINE ZEPP TOUR 2014」の愛知公演を締めくくった。

「REDLINE ZEPP TOUR 2014」は10月31日の東京・Zepp Tokyo公演で完結。東京公演にはMY FIRST STORY、COUNTRY YARD、04 Limited Sazabys、さらにDJとして中田クルミが出演しイベントの最後を盛り上げる。

※記事初出時、事実と異なる記述がありました。訂正してお詫びいたします。

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REDLINE ZEPP TOUR 2014
2014年10月29日 Zepp Nagoya セットリスト

Northern19

01. STAY YOUTH FOREVER
02. TRUTH
03. SMILE FOR PEACE
04. YES, I CAN FLY
05. Q
06. MORATORIUM
07. TONIGHT, TONIGHT
08. NEVER ENDING STORY
09. GO

tricot

01. おやすみ
02. POOL
03. おもてなし
04. おちゃんせんすぅす
05. アナメイン
06. Break
07. 爆裂パニエさん
08. 99.974℃

KANA-BOON

01. 1.2. step to you
02. フルドライブ
03. ウォーリーヒーロー
04. 結晶星
05. 生きてゆく
06. ないものねだり
07. 盛者必衰の理、お断り
08. シルエット

クリープハイプ

01. オレンジ
02. エロ
03. ラブホテル
04. かえるの唄
05. 二十九、三十
06. 百八円の恋
07. 社会の窓と同じ構成
08. 社会の窓
09. HE IS MINE
<アンコール>
10. 2LDK

REDLINE ZEPP TOUR 2014(終了分は割愛)

2014年10月31日(金)東京都 Zepp Tokyo
<出演者>
MY FIRST STORY / COUNTRY YARD / 04 Limited Sazabys / 中田クルミ(DJ)

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桑原良治 @yshrkwhr

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