PIERROT、復活公演第2夜も狂乱の渦に

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PIERROTが10月25日に復活ライブ「DICTATORS CIRCUS FINAL」の第2夜を埼玉・さいたまスーパーアリーナにて開催した。

PIERROT「DICTATORS CIRCUS FINAL -BIRTHDAY-」の様子。

PIERROT「DICTATORS CIRCUS FINAL -BIRTHDAY-」の様子。

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10月24日に行われた初日公演同様に、全国各地から多くのピエラー(PIERROTファンの愛称)が集まったこの日。「DICTATORS CIRCUS FINAL -BIRTHDAY-」と銘打たれたライブは「HEAVEN」から幕を開けた。

暗転後、ステージを覆っていたLEDスクリーンにモノクロの羽根が舞う映像が映し出されたのち、スクリーンが徐々に上昇していきメンバー5人が姿を見せる。キリト(Vo)は初日の白いスーツとは打って変わって真っ赤な衣装に身を包み、潤(G)、アイジ(G)、KOHTA(B)、TAKEO(Dr)は黒を基調としたスタイリッシュな衣装で登場し、初日とは違うライブになることをその格好でも印象付けた。

PIERROT「DICTATORS CIRCUS FINAL -BIRTHDAY-」の様子。

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「Adolf」「脳内モルヒネ」「ネオグロテスク」など初日公演と同じ楽曲も一部あったが、半数以上の楽曲を変えて2日目のライブに挑んだ5人。本編の後半で披露された「MAD SKY-鋼鉄の救世主-」のイントロでKOHTAのベースにトラブルが発生する場面もあったが中断することなくライブを続行し、それぞれのアーティストとしての進化とタフさを証明していた。

なおアンコールの「CHILD」をもってライブは終了する予定だったが、メンバーを引き止めるように大きな拍手が起き、急遽ダブルアンコールが行われる一幕も。ステージ中央に集まり打ち合わせをしたあと、キリトは「こういうのはひさしぶりなんでガチで戸惑ったんですけど」と述べると、「求めるからには中途半端な暴れ方では許さない。狂って暴れて終わりましょう!」と叫び、「蜘蛛の意図」を全身全霊で届けた。

なおキリトはライブ終盤で「お願いがあります。この感覚を噛み締めて、どうか明日からは“今”を生きてください。俺たちも、大切な“帰るべき今”に帰ります。とにかく目の前にある“今”を抱きしめて生きていきましょう」と語り、最後までPIERROTの今後については触れずにステージを去っていった。終始PIERROTらしい姿勢を貫いた5人だったが、“次”への期待が自ずと膨らむような復活公演となったことは終演後のピエラーの表情が物語っていた。

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PIERROT「DICTATORS CIRCUS FINAL -BIRTHDAY-」
2014年10月25日 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

01. HEAVEN
02. 新月
03. ENEMY
04. Adolf
05. 脳内モルヒネ
06. トリカゴ
07. 真っ赤な花
08. 深い眠りが覚めたら
09. ANSWER
10. PIECES
11. 神経がワレル暑い夜
12. ネオグロテスク
13. 夕闇スーサイド
14. MAGNET HOLIC
15. MAD SKY-鋼鉄の救世主-
16. 薔薇色の世界
17. ATENA
18. クリア・スカイ
<アンコール>
19. ラストレター
20. BIRTHDAY
21. SUPER STRING THEORY
22. ドラキュラ
23. SEPIA
24. HUMAN GATE
25. CHILD
<ダブルアンコール>
26. 蜘蛛の意図

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※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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