生き残るのは誰だ?女子流マンスリー終盤戦へ

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東京女子流の5カ月連続公演「TGS Discography」「HARDBOILED NIGHT」の第4弾が、昨日10月13日に東京・赤坂BLITZにて開催された。

「東京女子流 TGS Discography in October(4th Album「Killing Me Softly」より)」の様子。

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「東京女子流 TGS Discography in October(4th Album「Killing Me Softly」より)」の様子。

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アルバム1枚をフィーチャーし曲順通りに全曲披露する昼公演「TGS Discography」、メンバー5人が演じるハードボイルドなストーリーがライブと並行して展開する夜公演「HARDBOILED NIGHT」と、昼夜2公演で異なるステージが展開されているこのマンスリー公演。昼公演ではこれまで1stアルバムから順に取り上げられてきたが、4度目の開催となる今回の題材となったのは、今年6月に発売された最新アルバム「Killing Me Softly」だ。

Killing Me Softly(Type-A)

東京女子流「Killing Me Softly(Type-A)」
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新井ひとみ(左)が話すタイでの思い出話を身振りで補足する中江友梨(右)。

新井ひとみ(左)が話すタイでの思い出話を身振りで補足する中江友梨(右)。[拡大]

大阪出身の中江友梨(右)に「なにやってんねん」と関西弁でツッコむ新井ひとみ(左)。

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5人はアルバムのシングル曲「運命」のビデオクリップで着用した、メンバーそれぞれ異なる色のドレスでステージに登場。この衣装はパフォーマンス用に作られたものではなかったため、ライブで着用したのは今回が初めて。大歓声で迎えられた5人はまず冒頭の「Killing Me Softly」「pain」を2曲続けて披露した。自己紹介を済ませると、リーダー庄司芽生が「このライブを通してアルバムのよさを伝えられたらと思います」と意気込みを伝え、再びライブパフォーマンスへ。強烈なファンクチューン「運命」、小出祐介(Base Ball Bear)作詞・作曲の「Partition Love」とダンスの激しい2曲を歌い、中江友梨は「いやー、いい汗かきましたね」と笑顔で語った。クールなパフォーマンスとは裏腹に、MCではオチのない話などで和気あいあい。ユルいトークからの流れで歌われた「ちいさな奇跡」と「恋愛エチュード」では、ポップなサウンドに乗せて等身大の5人の姿が見られた。

「東京女子流 TGS Discography in October(4th Album「Killing Me Softly」より)」の様子。

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終盤のナンバー「十字架」は、普段ライブで披露されているシングルバージョン「十字架 ~映画『学校の怪談 -呪いの言霊-』Ver.~」とは異なるアルバムバージョンでパフォーマンス。ラストナンバー「Mine」で締めくくったあとのアンコールでは、5人が傘を持ちながら歌う「Chim Chim Cher-ee」で場内が幻想的なムードに包まれる。そして最後は東京女子流の代表曲の1つ「ヒマワリと星屑」が英語バージョンで披露された。この英語バージョン「ヒマワリと星屑 -English Version-」は、12月10日に新曲「Say long goodbye」との両A面シングルとしてリリースされるのでお楽しみに。

Say long goodbye / ヒマワリと星屑 -English Version-(Type-A)

東京女子流「Say long goodbye / ヒマワリと星屑 -English Version-(Type-A)」
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「東京女子流 HARDBOILED NIGHT 第4夜『Farewell, My Lovely さらば愛しき女よ』」の様子。

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夜公演「東京女子流 HARDBOILED NIGHT 第4夜『Farewell, My Lovely さらば愛しき女よ』」では、全5話で構成されるメンバー主演のストーリーもいよいよ大詰め。酒場の女店主(小西彩乃)、“天使”を追うマフィア(山邊未夢)、ロマンティックな私立探偵(新井ひとみ)、寡黙な用心棒(中江友梨)、酒場の歌姫“渓谷の歌姫・ナローズエンジェル(庄司芽生)の5人が繰り広げるハードボイルドな物語は収束へと向かっていく。それぞれの思惑が交錯する中、街を脱出し“約束の地”を目指し動き出した5人。クライマックスのシーンでは登場人物の心情とリンクするように、切ないバラード「Say long goodbye」が初披露され、観客の涙を誘った。5人の物語は、次回公演で上映される最終話「Promised Land 約束の地」へと続く。

緊張感のある映像とセットリストで徹底した世界観を演出した5人は、およそ1時間の本編を終えたあとのMCでようやく顔をほころばせながら「Farewell, My Lovely さらば愛しき女よ」のストーリーを振り返る。激しい銃撃戦について中江は「本当に“生き残るのは誰だ”だよ」と、「HARDBOILED NIGHT」に合わせて発表された新曲「GAME」の一節を挙げてコメント。そして山邊は「第5夜がラストじゃないですか。次は誰か死にます」とあっさり明かしてしまう。最後はどのような結末を迎えるのか、11月9日の第5夜をお観逃しなく。

「東京女子流 HARDBOILED NIGHT 第4夜『Farewell, My Lovely さらば愛しき女よ』」の様子。

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また5人は本編中に初披露した新曲「Say long goodbye」についても言及した。この曲は作詞を杉村喜光、作曲をコモリタミノルが書き下ろしたバラードソングで、女子流サウンドの多くを手がける松井寛のアレンジにより、彼女たちはハイレベルなコーラスにも挑戦している。緊張の初披露を振り返った5人は、ここで改めて「Say long goodbye」をパフォーマンスし、澄んだ歌声で観客を魅了した。そしてラストはアッパーなファンクチューン「Count Three」でフィニッシュ。パワフルな歌声とダンスでステージを締めくくった。

マンスリー公演の千秋楽となる次回は、東京女子流の楽曲に付けられている「TGS○○」というナンバリングのない“通番外”の楽曲だけを披露する昼公演「東京女子流 TGS Discography in November(通番外楽曲特集)」と、「HARDBOILED NIGHT」の最終章「東京女子流 HARDBOILED NIGHT 第5夜『Promised Land 約束の地』」の2本立て。また12月20日には東京・渋谷公会堂にて1日2公演のワンマンライブ「東京女子流 CONCERT*5 / CONCERT*6(タイトル未定)」が行われる。

なお東京女子流は「HARDBOILED NIGHT」で披露される新曲をアナログ7inch盤で毎月リリースしており、今回披露された「Say long goodbye」はCDシングルのリリースに先駆けて10月17日よりJET SETほかで販売開始。また10月22日にはライブDVD / Blu-ray「4th JAPAN TOUR 2014 CONCERT*04 ~野音 Again~」がリリースされる。

Say long goodbye

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4th JAPAN TOUR 2014 CONCERT*04 ~野音 Again~(Blu-ray)

東京女子流「4th JAPAN TOUR 2014 CONCERT*04 ~野音 Again~(Blu-ray)」
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※記事初出時、本文に事実とは異なる記載がありました。訂正してお詫びいたします。

この記事の画像・動画(全71件)

東京女子流 TGS Discography in October(4th Album「Killing Me Softly」より)
2014年10月13日 赤坂BLITZ セットリスト

01. Intro~Killing Me Softly
02. pain
03. 運命
04. Partition Love
05. ちいさな奇跡
06. 恋愛エチュード
07. ずっと忘れない。
08. 十字架
09. Mine~Outro
<アンコール>
10. Chim Chim Cher-ee
11. ヒマワリと星屑 -English Version-

東京女子流 HARDBOILED NIGHT 第4夜「Farewell , My Lovely さらば愛しき女よ」
2014年10月13日 赤坂BLITZ セットリスト

01. pale blue nocturne
02. 運命
03. Liar
04. Mine
05. existence
06. Killing Me Softly
07. Limited addiction -Unlimited addiction Mirrorball Royal Mix-
08. Say long goodbye
09. GAME
10. 幻
11. Say long goodbye
12. Count Three

東京女子流 CONCERT*5 / CONCERT*6(タイトル未定)

2014年12月20日(土)東京都 渋谷公会堂
[CONCERT*5]OPEN 13:45 / START 14:30
[CONCERT*6]OPEN 17:45 / START 18:30
料金:各日 5500円

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緋村 月 @himuralight

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