2008年10月発売の「凹凸」以来、約6年ぶりのアルバムとなる今作は12曲入り。ゲストミュージシャンにゴンドウトモヒコ、三浦千明、青木孝明、EKKOらを迎えて制作された「後がない。」には、ボーナストラックとして
印象的なアルバムタイトルについて鈴木は「焦燥も喧騒も、覚醒も昏迷も、温和も粗暴も何から何まで音に詰め込みたかった。そうしないといられない気持ちは正に『後がない。』というタイトルになってしまった」とコメントしている。
鈴木博文 コメント
前作「凹凸」からもう6年も経ってしまった。何気なく人前で音楽をしてきて41年目、マイペースなどという罠にはまらないように生き急がなければならない。「後がない。」のです。
焦燥も喧騒も、覚醒も昏迷も、温和も粗暴も何から何まで音に詰め込みたかった。そうしないといられない気持ちは正に「後がない。」というタイトルになってしまった。
このアルバムにはゴンドウトモヒコ、三浦千明という現代音楽を熟知した二人の管楽器奏者、いつも確実なアルペジオを爪弾く青木孝明、繊細なタッチのピアニストEKKOなど少人数ではあるけれど優秀な音楽家に参加してもらった。
そして最後にボーナストラックとしてあがた森魚さんと共作し、会話のように歌う曲を静かに置いた。どこからか波の音が小さく聞こえてきそうなその曲は41年前にすっと引き戻してくれるようだ。
「後がない。」と言っておきながら実は時間は自分の手でどうにでもできるのかもしれない。
メトロトロンレコード 鈴木博文
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凹凸からもう6年になるのか