JELLYFiSH FLOWER'S“いい旅”代官山で完結

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JELLYFiSH FLOWER'Sが全国ツアー「ジェリーフィッシュフラワーズII リリースツアー」の最終公演を昨日9月28日に東京・UNITにて開催した。

JELLYFiSH FLOWER'S「ジェリーフィッシュフラワーズIIリリースツアーファイナル」の様子。(撮影:半田安政[Showcase])

JELLYFiSH FLOWER'S「ジェリーフィッシュフラワーズIIリリースツアーファイナル」の様子。(撮影:半田安政[Showcase])

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このツアーは彼らが5月リリースの1stフルアルバム「ジェリーフィッシュフラワーズII」を携えて6月から実施していたもの。ツアーファイナルとなるこの日は、宮崎を拠点に活動するJELLYFiSH FLOWER'Sのほか、ゲストとして長崎在住のSHANKと福岡在住のTHE FOREVER YOUNGが登場し、九州バンド3組による熱演が繰り広げられた。最初に登場したのはTHE FOREVER YOUNG。彼らは「JELLYFiSH FLOWER'Sに俺たちの命捧げに来ました」というクニタケヒロキ(Vo, B)の言葉からライブをスタートさせると「YOUTH」「ANSWER」などストレートな日本語詞とパワフルな演奏で観客を魅了していく。最後にはクニタケが方言交じりにJELLYFiSH FLOWER'Sへの思いを語り、「WORLD END」をドロップ。4人は各々の楽器をかき鳴らし、感情的なライブでトップバッターを飾った。

SHANKのライブは庵原将平(Vo, B)の「JELLYFiSH FLOWER'Sファイナル、祝えてうれしい!」というシャウトで幕開け。中盤には庵原が「松尾昭彦という男に俺の人生を変えられました」とJELLYFiSH FLOWER'Sのフロントマン・松尾昭彦(B, Vo)との出会いを話す場面も。彼は「(出会ってから)10年経っても同じステージに立ってることをうれしく思います」と素直に語ると“JELLYFiSH FLOWER'Sへのラブソング”として「My sweet universe」を贈った。さらに「九州の小汚い3バンドがおしゃれな街に集まって大勢の人の前でやれるっていうのは夢があるなって思います」とこの日のライブへの思いを明かし、ステージ袖でライブを観ている松尾に一礼する。そして「Set the fire」「Cigar Store」とアップテンポなナンバーを畳み掛け、約40分の持ち時間を駆け抜けた。

松尾昭彦(B, Vo)(撮影:半田安政[Showcase])

松尾昭彦(B, Vo)(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

ナカハラコウタ(G)(撮影:半田安政[Showcase])

ナカハラコウタ(G)(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

いよいよJELLYFiSH FLOWER'Sのアクトへ。3人はスモークの焚かれたステージに順番に姿を現す。松尾はステージの中央で一礼し、ナカハラコウタ(G)によるギターの音色に合わせて「始まる、これから」をしっとりと聴かせる。曲の終わりに松尾が手を挙げると、amimo(Dr)の激しいドラムが鳴り始め、バンドは「アネモネ」「女優 A」とアルバムの曲順通りに楽曲を連投。amimoの力強いドラムに乗せ、松尾は時に柔らかく、時にシャウトするように歌い上げ、ナカハラはドラマチックな旋律を奏でた。松尾がおもむろに「君のその忘れ物をちゃんと上手に取りに行けたかい?」と語り始めると、ステージはオレンジ色の照明に染められる。ナカハラがメランコリックなアルペジオを弾き始め、3人はミディアムナンバー「忘れ物とあの子」を丁寧に届けた。

amimo(Dr)(撮影:半田安政[Showcase])

amimo(Dr)(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

JELLYFiSH FLOWER'S「ジェリーフィッシュフラワーズIIリリースツアーファイナル」の様子。(撮影:半田安政[Showcase])

JELLYFiSH FLOWER'S「ジェリーフィッシュフラワーズIIリリースツアーファイナル」の様子。(撮影:半田安政[Showcase])[拡大]

その後もバンドは新旧織り交ぜた楽曲を次々と投下。「飛べない二人」では松尾がシンガロングが巻き起こったフロアをうれしそうに見渡し「ありがとう」とつぶやく一幕もあった。壮大な「世界の終わり方」で3人が息の合った演奏を見せたあと、松尾は「ツアーファイナルか。ふらふら日本中を旅してただけだったんだけど、なんかいい旅だったよ」とツアーを振り返る。加えてアルバム「ジェリーフィッシュフラワーズII」や、親交の深いバンドが集まったこの日について言及し「なんて素敵な世界なんだって思っちゃって。素晴らしい世界だよ!」と思いの丈を吐き出す。さらに「本当はこのアルバム『夢の跡』っていうタイトルにしたかった」と告げると、拝むように手を顔の前で合わせ天を仰ぐ。そしてアルバムの最後を飾る「夢の跡」を噛みしめるように演奏し本編を終えた。

アンコールで再びステージに登場したメンバーはリラックスした様子で、代官山という街や競演したTHE FOREVER YOUNGとSHANKについて話し笑いを誘う。その後3人は「新曲を持ってきた」と言い、新曲「緑」を披露。アグレッシブな演奏で観客を魅了した。続く「喜びの歌」では観客から盛大なシンガロングが発生し、3人は笑顔を見せる。最後には松尾が「みんなに出会って始まった未来へ」と歌詞を変えて歌唱し、ファンへ感謝の思いを伝えた。そしてステージを去ろうとするメンバーを制するように松尾が「やろうぜ」と言い、バンドはショートチューン「罠」を2回連続でプレイ。大盛り上がりのうちに「ジェリーフィッシュフラワーズII リリースツアー」の幕を降ろした。

なおJELLYFiSH FLOWER'Sは12月27日に福岡・Queblickにてワンマンライブを行う。ローソンチケットでは10月5日23:00までチケットの先行予約を受付中。

また写真販売サイト「Showcase Prints」では昨日の公演の写真が本日9月29日より販売される。

ジェリーフィッシュフラワーズII

JELLYFiSH FLOWER'S「ジェリーフィッシュフラワーズII」
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JELLYFiSH FLOWER'S「ジェリーフィッシュフラワーズIIリリースツアーファイナル」
2014年9月28日 UNIT セットリスト

01. 始まる、これから
02. アネモネ
03. 女優 A
04. トワイライト
05. ベルベットと夜明け前
06. 手錠
07. 忘れ物とあの子
08. インテリア
09. 飛べない二人
10. キタノブルーへの冒涜
11. ジェリーフィッシュ
12. 本当のこと
13. 成れの果て
14. 世界の終わり方
15. 夢の跡
<アンコール>
16. 緑(新曲)
17. 喜びの歌
18. 罠

JELLYFiSH FLOWER'S ONE MAN SHOW!!

2014年12月27日(土)福岡県 Queblick

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読者の反応

クニタケ ヒロキ @92_1985

ジェリーフィッシュファイナルなたりー。 http://t.co/EWbIcMawQy改めてお疲れさまでした☆

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