バンド結成当初より渋谷公会堂でライブを行うことを目標として掲げていた彼ら。新メンバーの莎奈(Dr)を迎えた憧れの地でのライブは、バンドの新たな一歩を刻むメモリアルなステージとなった。
冒頭の「会いたかったぞ渋公!」という結(Vo)の挨拶に続いて届けられたのは、オープニングにふさわしい攻撃的な新曲「レヴ」。続けて「starting over」が披露され、バンドが新しいモードに入っていることをオーディエンスに印象付けた。
その後は「ディストリー」「Meaning」「snow slow」など新旧の楽曲がバランスよく披露され、「snow slow」では映像演出も加わりロマンチックなムードが漂う。LiN(G)の「僕たちが大きく動かないとみんなから見えないように、みんなも大きく動かないと僕たちには見えないです!」という煽りから、後半戦の突入すると「Love_Duck_Core_Nothing」「FCW」「絶望クリエイター」といったアグレッシブな曲が続く流れに。「U -s m e h-」で本編が終了したあとも拍手が鳴り止まず、メンバーはキーボーディストとサックス奏者を引き連れて再登場。結はホールならではのユナイトの魅力を感じてほしいということで観客を着席させ、「scenes」「約束」「クオリア」の3曲を普段とは違うアレンジで届けた。
しっとりとした空気を残して5人がステージを去ったあとは静寂が訪れる。しかしダブルアンコールを飾った妖艶かつエネルギッシュな「ice」で静けさは打ち破られ、「world wide wish」で再び場内の熱気が高まっていく。そしてラストナンバーは、ライブのタイトルに歌詞の一部が引用されたミディアムテンポの「Eniver」。曲の終盤ではファンによる美しい合唱が起き、メンバー5人のパフォーマンスを支えた。
全23曲を演奏し終えたあと、リーダーの椎名未緒(G)は「俺たちまだがんばるから、これからもよろしくお願いします!」と挨拶。終演後には秋のワンマンツアーや12月25日に行われるイベントの開催が告知され、バンドの“未来”を提示する形でユナイト初の渋谷公会堂ワンマンライブを終幕した。
ユナイト「UNiTE. ONEMAN LIVE -U&U's あの日見た、奇跡の先に- 渋谷公会堂」
2014年8月16日 渋谷公会堂 セットリスト
01. レヴ
02. starting over
03. ディストリー
04. ユキノシタ
05. AIVIE
06. Meaning
07. 君は知らない
08. snow slow
09. re:make
10. Love_Duck_Core_Nothing
11. At traction S
12. FCW
13. 絶望クリエイター
14. Cocky-discuS
15. small world order
16. イオ
17. U -s m e h-
18. scenes
19. 約束
20. クオリア
21. ice
22. world wide wish
23. Eniver
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音楽ナタリー @natalie_mu
ユナイト、夢の渋谷公会堂で新たなスタート http://t.co/4WcatJUPP2