およそ3万2000人のファンが見守る中、水樹は全長5.5m、幅6mの真っ赤な飛行機「SUPERNAL077号」に乗ってステージ上空に登場。「行くぜ、横浜!」の叫び声に観客も呼応し、ライブは華やかに幕を開けた。水樹はツアーのテーマ“FLIGHT”に合わせたパイロット風のコスチュームで「VIRGIN CODE」を熱唱しながら「今日は思いきり飛んでいくぜ!」とさらに観客を煽り立てる。SUPERNAL077号がサブステージに着陸すると、地上に降りた水樹は最新アルバム「SUPERNAL LIBERTY」からの楽曲を中心に、パワフルな歌声を響かせた。
この日は好天に恵まれ、開放感のある横浜スタジアムは時間の経過に伴って表情を変えていく。夜に近付くと、3万2000人が手にしたサイリウムが会場一面を包み込み、圧巻の光景を作り上げた。中盤戦、胸元の大きく開いたキャビンアテンダント風衣装に着替えた水樹は、女性ダンサーを従えて「GUILTY」「still in the groove」でセクシーなパフォーマンスを繰り広げる。また「Vitalization -Aufwachen Form-」では「天使の翼を手に入れた」という設定の水樹が、スタジアム上空15m、横128m、縦70mを縦横無尽に飛び回る“3Dフライト”を披露。「シルク・ドゥ・ソレイユ」で使用されている特製ワイヤー装置を使った空中浮遊で、水樹は「めちゃめちゃ気持ちよかった! 魔法少女って、こんな気持ちなのね」とハイテンションで感想を伝えた。
「最高の夏の思い出、刻み込みましょう!」という水樹の言葉からスタートした後半戦は、「ETERNAL BLAZE」「Rock you baby!」「POWER GATE」といったハイテンションなナンバーが連発。熱狂する観客を前に、水樹は「歌うこと、みんなと笑顔でいられることは、なんて素敵でかけがえのないものなんだろうと身をもって感じました」と、喉の不調で3公演が中止となった今回のツアーを振り返る。そして最後は「水樹に涙は似合わない。思いっきりの笑顔で最後の曲をみんなで歌いたいです!」と「ミラクル☆フライト」を熱唱した。
また今回のライブ本編では、自身が声優として主人公の声を務めるテレビアニメ「クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド)」の主題歌(タイトル未定)を、通算30枚目のシングルとして10月15日にリリースすることが発表された。さらにアンコールでは、来年1月17、18日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにてアコースティックライブを開催することもアナウンス。水樹は「これからもガンガン爆走し続けて、楽しい時間を作っていきます!」と笑顔で宣言した。
国内のツアーは昨日で終了となったが、このあと台湾とシンガポールで追加公演が行われる。このうち9月27日のシンガポール公演は、日本をはじめ、台湾、香港、タイ、インドネシアでのライブビューイングも決定している。日本のライブビューイング詳細は特設サイトにて確認を。
水樹奈々アコースティックライブ
2015年1月17日(土)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
2015年1月18日(日)埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
リンク
- NANA MIZUKI LIVE FLIGHT 2014
- ライブ・ビューイング・ジャパン : NANA MIZUKI LIVE FLIGHT 2014+ at Singapore ライブ・ビューイング
- 水樹奈々 公式サイト NANAPARTY
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水樹奈々、横浜スタジアムで豪快フライト - ナタリー http://t.co/jHQbr224H1