シトラスが各所から音源を選りすぐった初のアルバム
2008年12月26日 20:19
2001年に解散したシトラスの音源をまとめた、初のアルバム「Pits Are The Pits(25 GOLD=RARE=DEBRIS 1992-2000)」が2009年1月21日にリリースされる。
シトラスは遠藤倫子と江森丈晃により結成され、ローファイなどの海外インディシーンに影響を受けたサウンドで1990年代に人気を博したユニット。シングルを中心に活発に作品を発表するも活動中1枚もアルバムを発表せずに解散しており、本作は彼らにとって初のアルバム作品となる。
この作品には小山田圭吾が主宰したトラットリア・レーベルからの4枚のシングルを中心に、アナログやカセットのみで発売されたレア音源など各所に点在する音源を選りすぐって収録。ミスプレスで回転数の違うレコードが世に出てしまったためメンバーもオリジナルを把握していなかったという「Hivernate Under The Ground」や、メンバーによる別ユニットCRANEによる楽曲なども収められる。
今回のアルバム化にあたってメンバー自身による監修、編集、リマスタリングを実施。ライブ音源のカットアップやメンバーが当時影響を受けた洋楽曲を合間に挟み、ミックスCD的な手法が採用されている。また、バンド結成時からサポートし続けたサウンドエンジニアや音楽ライターとの対談、ライナーノーツ、知られざる制作秘話も封入。シトラスの歩みを辿ることができる強力なアイテムだ。
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