ブンブン×ACIDMAN、六本木で熱狂的なツーマン実現

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BOOM BOOM SATELLITESACIDMANのツーマンライブが昨日7月2日、東京・EX THEATER ROPPONGIにて開催された。

BOOM BOOM SATELLITES(Photo by Charlie.Aki)

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ACIDMAN(Photo by Charlie.Aki)

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ライブ終演後のACIDMAN、BOOM BOOM SATELLITES(左から)。(Photo by Charlie.Aki)

ライブ終演後のACIDMAN、BOOM BOOM SATELLITES(左から)。(Photo by Charlie.Aki)

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これはEX THEATER ROPPONGIが企画するライブシリーズ「GO! LIVE」第2弾の一環で行われたもの。会場には個性派バンド同士の競演を観ようと、多くのファンが駆けつけた。トップバッターを務めたのはACIDMAN。SEが流れる中、観客の手拍子に乗せて登場した3人は、オオキノブオ(Vo, G)のアルペジオと歌で「EVERLIGHT」からライブをスタートさせた。強弱を効かせたバンドアンサンブルとオオキのエモーショナルなボーカルに、会場は早くも大きな盛り上がりを見せる。サトウマサトシ(B)はステージ上で大きく動いてフロアを煽り、ウラヤマイチゴ(Dr)は安定したリズムに加えてコーラスでも自身の個性を発揮した。

ACIDMANはその後もダンサブルな楽曲やスローナンバー、ポップチューンなど個性的な曲を連発。「FREE STAR」では天井から吊るされたミラーボールが回転し、会場が幻想的な空気に包み込まれた。6曲終えたところで、オオキは「今、自信を持って言えます。ここ、音いいです。本当に」と初めてライブをするEX THEATER ROPPONGIを大絶賛。続けて「大先輩であるBOOM BOOM SATELLITESさんに呼んでいただいて光栄です」とBOOM BOOM SATELLITESに感謝の言葉を送ると、新曲「Stay in my hand」で会場の空気を一変させる。攻撃的なアッパーチューンが会場に鳴り響くと、観客は拳を上げてバンドの演奏に応えた。その後も「風、冴ゆる」「ある証明」と攻めのナンバーが立て続けに披露されると、フロアにはモッシュするファンやクラウドサーファーが続出。そしてオオキが「六本木ってあまり来ないんですけど、こんなにいいライブハウスができたなら、好きな街が1つ増えた気がします」と言ってから、エモーショナルな歌と演奏による「ALMA」で1時間にわたるステージを締めくくった。

20分のインターバルを経て始まったBOOM BOOM SATELLITESのライブは、まず中野雅之(Programming, B)とサポートメンバーの福田洋子(Dr)がステージに登場すると、ダンサブルなビートを叩き出して会場の熱気をヒートアップさせる。続いて川島道行(Vo, G)がステージに現れ、ギターを抱えてマイクの前に立つと「ONLY BLOOD」からライブをスタートさせた。ステージ後方スクリーンの映像を多用したステージングと、エレクトロニックサウンドを導入した独自のサウンドで、会場は瞬時にダンスホールへと一変。「こんばんは、BOOM BOOM SATELLITESです。よろしくお願いします」という川島の挨拶とギターのフィードバックノイズに続いて、バンドは2曲目「HELTER SKELTER」に突入し、フロアの盛り上がりはさらに加速した。

その後も「BACK ON MY FEET」「DIVE FOR YOU」とアップチューンが連発されるにつれ、会場の熱気はヒートアップし続ける。複雑なリズムが絡み合う「PUSH EJECT」、ライブでおなじみの「FOGBOUND」を経て、ミディアムテンポかつメロディアスな新曲が披露されるとフロアはピースフルな空気に包まれた。そして「NINE」のエンディングでは川島と中野がノイジーなギターサウンドで会場をカオスな状態へと一変させて、ライブ本編を終えた。

観客のアンコールに応えて再度ステージに現れたBOOM BOOM SATELLITESのメンバーは、「最後まで残っていてくれてありがとう」とACIDMANのファンに感謝の言葉を述べてから「DRESS LIKE AN ANGEL」を披露。バンドのエネルギッシュな演奏を前に観客は本編以上の盛り上がりを見せ、60分にわたるライブは終了した。川島は「ACIDMANにも拍手!」と観客に呼びかけ、最後に観客と記念写真を撮ってからステージを降りた。

なおナタリーでは終演後、BOOM BOOM SATELLITESとACIDMANのメンバーにライブの感想を聞いた。

ACIDMAN コメント

オオキノブオ(Vo, G)

このハコでライブをするのが初めてだったんですけど、非常にやりやすくて、ビックリするくらい音もよくて最高でした。あとブンブンさんはメンバーみんなが昔から大好きな存在なので、一緒にライブをやらせてもらえたなんて非常に光栄です。ありがとうございます。

サトウマサトシ(B)

俺も一緒なんですけど……本当にやりやすいハコで感動しました。こういうライブハウスばっかりだったいいのになって(笑)。今日は先にやらせてもらったので、「終わったー!」って感じでBOOM BOOM SATELLITESさんのライブを楽しみつつ、勉強させていただきました。

ウラヤマイチゴ(Dr)

みんなが幸せになった夜! この一言に尽きると思います。

BOOM BOOM SATELLITES コメント

川島道行(Vo, G)

ACIDMANとはいつも「RUSH BALL」とかで一緒になって、バックヤードはバタバタしてるからゆっくりライブは観られなかったんですけど、去年coldrainやMY FIRST STORYと一緒にやったときはじっくりライブを観ることができました。そこで改めて「すごいバンドだな」と思ったんですけど、今日は一騎打ちということでけっこう緊張して……でも楽しかったです。いいバンドと一緒にすごく濃いライブができて、お客さんにいいものをお見せできたんじゃないかな。

中野雅之(Programming, B)

このハコはぜひまたワンマンとかイベントとかで、たくさん出演させてもらいたいなと。こういう華やかなハコが少なくなったような気がするんです。遊びに行って華やかとか危ないとか、昔の新宿LIQUIDROOMみたいに行くことにワクワクするハコになったらいいなと思うし、そこに自分たちも参加できたらいいなと思いました。僕たち今日はまだ客席側でライブを観てないんで、今度はほかのアーティストのライブを観に来たいなと思います。

ACIDMANとはわりと最近対バンする機会が多くて、去年の暮れにもACIDMANのほかに若手バンドと競演したんです。最近の若手ってすごくテクニカルで、自分が若い頃じゃちょっと考えられないくらい上手なバンドが多くて。その日はACIDMANがトリだったから、正直「こういう子たちのあとにライブするのは大変じゃないかな?」と思ってたんです。そうしたら全然へっちゃらだったから、やっぱりキャリアって大事なんだなと、自分たちも励まされたのを覚えてます。キャリアのあるバンドがどういう存在意義を持って生きていくかってことを、自分たちは毎日考えてるので、こういうキャリアのあるバンドとの対バンって僕らにとって大きな糧になるんです。そういう意味でも、今日もいいライブになったんじゃないかなと思ってます。

BOOM BOOM SATELLITES×ACIDMAN「GO! LIVE vol.2」
2014年7月2日 EX THEATER ROPPONGI セットリスト

ACIDMAN

SE. 最後の国 (introduction)
01. EVERLIGHT
02. ストロマトライト
03. スロウレイン
04. FREE STAR
05. spaced out
06. アルケミスト
07. Stay in my hand
08. 風、冴ゆる
09. ある証明
10. ALMA

BOOM BOOM SATELLITES

01. ONLY BLOOD
02. HELTER SKELTER
03. BACK ON MY FEET
04. DIVE FOR YOU
05. EASY ACTION
06. PUSH EJECT
07. FOGBOUND
08. 新曲
09. NINE
<アンコール>
10. DRESS LIKE AN ANGEL

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BOOM BOOM SATELLITES @BBS_STAFF

昨日のGO LIVE vol.2 @EXTHEATER
のライブレポート!!
こちらからどうぞ!
ナタリーさん、ありがとうございます。
http://t.co/QOdZKre4tE

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