最新アルバム「OUTSIDER」を携えて行われている今回のツアーでは、海外公演を含め全29公演を開催するシド。27公演目となった昨日の大宮ソニックシティでのライブは、Shinji(G)の故郷ということもありツアー中でもひと際大きな盛り上がりをみせた。またロビーエリアにはShinjiの考案した「ネギッピー」というかわいらしいキャラクターの着ぐるみが登場し、ライブ同様にファンを熱狂させていた。
メンバー1人ひとりが自己紹介をするように登場したオープニングを経て、大歓声が響く中でライブがスタート。最新作「OUTSIDER」の楽曲が、鮮やかなレーザーやド派手な電飾、特効やリボンキャノンといった演出とともに次々と披露されていった。メンバーもライブを重ねることで「OUTSIDER」の世界に自然と入り込んでいるようで、ツアー中盤に比べリラックスしたプレイが目立つ。フロントの3人は序盤から縦横無尽にステージを駆け回り、マオ(Vo)はステージに座り込んだり、客席に降りたりと観客と触れ合うような近さでパフォーマンスを繰り広げる。Shinjiと明希(B)は、ゆうや(Dr)の前で見つめ合いながらそれぞれの楽器を鳴らし、観客の目を奪った。
またマオはMCで「埼玉はこのものすごいギタリストが生まれた土地なんで期待しちゃってます」と述べ、「27本もやってるとMCはぶっ壊れていきます。歌は完成されていくんですが……」といった発言で観客を笑わせる。Shinjiも凱旋公演ということで普段より饒舌気味。10代の頃に日焼けサロンに通っていたことやバンドマンに見られないように気を付けていたというエピソードを語り、「ウチの学校はバンドやってる人は肩身が狭くて。バンドマンに見られないように密かに練習してたんです。今ではバンドマンであることは誇りです」と胸を張る。明希も会場の近所にあるShinjiの実家で夢を語り合った過去をしみじみと明かし、「今日はShinjiを男にしてやってください。最高の凱旋ライブにしましょう」と観客に呼びかけた。
「OUTSIDER」の楽曲を軸とした本編から一転して、アンコールはレア曲や懐かしいナンバーを中心に構成。4人は本編にも負けぬ気合いのこもったプレイで会場を熱狂の渦に巻き込み、「全然足んねえぞ!」と観客を煽る場面も。その声に応えるように観客も盛大に暴れ、場内の熱を高めていく。ライブの終盤でShinjiは「君たちを誇りに思います。君たちの誇りになれるようにがんばっていきますんで、応援よろしくお願いします」と述べ、マオは「大宮は一体感がありましたね。またShinjiの生まれた街だから何回でも帰ってくるし、待っててね」と観客と約束を交わす。そして4人は名残惜しそうにしながらステージをあとにした。
なお「SID TOUR 2014 OUTSIDER」は7月5日と6日の兵庫・神戸ワールド記念ホールをもって終幕。その後シドは、9月13日に「イナズマロック フェス 2014」、9月15日に「氣志團万博2014 ~房総大パニック!超激突!!~ Presented by シミズオクト」に出演する。
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