あら恋クリテツ、梅雨空のタワーでバカテクフリーライブ

2014年6月11日 23:08 84 6 音楽ナタリー編集部

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

9 13
16 シェア

記事へのコメント（6件）

6月7日、クリテツ（あらかじめ決められた恋人たちへ）がフリーライブを東京・タワーレコード渋谷店1F イベントスペースで開催した。

クリテツ「Spinning」リリース記念ライブの様子。

大きなサイズで見る（全11件）

クリテツ（テルミン）

大きなサイズで見る（全11件）

このライブはテルミンをフィーチャーしたクリテツのソロアルバム「Spinning」が発売されたことを記念して行われたもの。梅雨入り間もなく、あいにくの雨模様に見舞われた当日のタワー渋谷店には多くのファンが集まった。またミニアルバムにも参加しているオータケコーハン（G / LAGITAGIDA）、MIYA（B / 385）、Yasushi.K（Key / PLumsonic!）を伴ってステージに現れたクリテツが「Spinning」収録のエレクトリックなダンスチューン「Pop Quiz」のメロディをテルミンで奏で始めると来店客もその足を止めていた。

ミニアルバムのリードトラック「Slow Dance」プレイ後、クリテツは「アルバムのリリース記念なのに、ここでカバーでも」とはにかみながらひと言。本番前に急きょセットリストに入れたというYellow Magic Orchestra「テクノポリス」をカバーする。しかしその言葉とは裏腹に彼はYasushi.Kと見事な掛け合いを見せ、MIYAはベースをハードにスラップ。サプライズとは思えぬアンサンブルを聴かせていた。

ラストナンバーはクラブジャズテイストの「Jump Cut」だ。Yasushi.Kがコントロールするシーケンスフレーズとオータケの正確な超高速カッティングの上で、クリテツのテルミンがメロウで浮遊感あふれるメロディを奏で、MIYAが再び激しいスラップベースを披露するなど、バンドがまたも圧倒的なテクニックを観客に見せつけたところでフリーライブは終了。続く握手＆サイン会のアナウンスをするクリテツが「今、僕は握手がしたくてしょうがないんです」とフロアの笑いを誘い、ステージを締めくくった。